総務省が設置した「デジタル空間における情報流通の健全性確保に関する検討会」はこのたびとりまとめ案を公表しましたが、その中で、ファクトチェックに偽・誤情報の検証を担わせる内容が盛り込まれています。
しかし、これは政府がファクトチェックの方向性を左右するいわゆる「官製ファクトチェック」の出現につながりかねない危険な要素をはらんでいます。 ファクトチェックはジャーナリズムの一環であり、高い独立性が求められます。仮に「官製ファクトチェック」との懸念をもたれれば、日本のファクトチェックは日本社会はもとより世界からも信用を失いかねません。このとりまとめ案は8月20日までパブリックコメントを募っており、今、極めて重要な時期となっています(パブリックコメントのリンクはこちらです。)。
このため、メディアの在り方、ファクトチェックの在り方に強い関心を持つジャーナリスト、研究者が集まって、この問題を議論します。 主催はInFact。無料です。多くの方の参加をお待ちしています。
【日時】8月12日(祝・月)10:00〜(2時間程度)
【形式】オンライン・ウェビナー方式 無料
【参加方法】以下のURLをクリックして登録をお願いします。
https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_wUGrJkJGR3e8GzZFL_LpdQ#/registration
【パネリスト】
(以下五十音順 他のパネリストも交渉中)
・一田和樹(新領域安全保障研究所)
・奥村信幸(武蔵大学教授、FIJ理事)
・小黒純(InFact代表、同志社大学教授)
・隈本邦彦(江戸川大学教授)
・志田陽子(武蔵野美術大学教授)
・鈴木秀美(慶應義塾大学メディア・コミュニケーション研究所教授)
・瀬川至朗(早稲田大学教授、FIJ理事長)
・田島輔(InFactチーフエディター、弁護士)
・松本一弥(元「論座」編集長)
・山田健太(専修大学教授、日本ペンクラブ副会長)
・楊井人文(弁護士、日本公共利益研究所、元FIJ事務局長)
【コーディネーター】
・立岩陽一郎(InFact編集長)