[コロナの時代] ファクトチェック:「大阪の新規感染者1260人のうち日本人は1...「4月28日の大阪の新型コロナ新規感染者のうち日本人は一人も確認されていない」という言説がネット上で拡散した。大阪府はそもそも国籍別の感染者数を公表していないとしたうえで、感染者の中に日本人はいることと明らかにした上で、「日本人の感染者の方...
ファクトチェック【FactCheck】「再稼働が進んでいるか否かで、電気料金に東西の格差が生じている」は正しいのか?(上)2024年に行われた自民党総裁選の候補者討論会で、小林鷹之議員が「再稼働が進んでいるか否かで、電気料金に東西の格差が生じている」と発言した。それは正しいのか?ファクトチェックした。 対象言説 「再稼働が進んでいるか否かで、電気料金に東西の格差が生じている」(9月14日の自民党総裁選候補者討論会での小林鷹之議員の発言) ...
ファクトチェック【FactCheck】夫婦別姓を認めると戸籍制度が破壊されるのか?選択的夫婦別姓制度への関心が高まっている。国会でも、立憲民主党や公明党などが法制化を求めている他、長年反対してきた自民党でも、石破茂首相が自民党としての見解を早急にまとめる考えを示すなど動きが出ている。こうした中で、SNS上では、制度に関するさまざまな情報が拡散する状況が続いている。その中には、この制度を導入することは...
ファクトチェック【FactCheck】アメリカ大統領は高齢化が進んでいるのか?2025年1月20日(現地時間)に新たにアメリカ大統領に就任するドナルド・トランプ氏は78歳。選挙戦では候補者の高齢が指摘され、民主党の候補者がジョー・バイデン大統領からカマラ・ハリス副大統領に交代したことは記憶に新しい。81歳のバイデン大統領、78歳のトランプ大統領ともに高齢であることは間違いない。高齢化が日本を含む...
ファクトチェック【FactCheck】Metaがファクトチェックを廃止しようともファクトチェックの取り組みは廃止できないMetaがファクトチェック団体によるFacebookなどでの情報の検証について廃止するとしたことが少なからぬ衝撃を世界に与えている。日本経済新聞が社説で「メタのファクトチェック廃止は問題だ」と報じるなど日本の主要メディアも批判的に報じている。国際的なファクトチェック団体であるIFCNは抗議の書簡を公表した。IFCNに加...
ファクトチェック【FactCheck】ファクトチェック専門ラジオ番組が5年目に突入!MBSラジオ「立岩陽一郎のファクトチェックラジオ」がスタートから5年目を迎える。ファクトチェックを専門に扱う番組はテレビは勿論だが、ラジオでも珍しい。その番組の企画・制作の責任者を当初から務めるのはInFactの運営にも関わっている毎日放送の亘佐和子さん。亘さんに番組の狙いなどをきいた。(立岩陽一郎) 『立岩陽一郎のフ...
平和・安全保障【新田義貴のウクライナ取材メモ⑨ 傷ついた兵士に寄り添う日本人牧師】テレビや新聞で報じられるウクライナ戦争は、ロシア軍が攻勢に転じたとか、ウクライナ軍が押し返したなど多くが戦況だ。しかし前線に投入され疲弊している兵士の様子はなかなか伝えられない。新田義貴は、報じられない戦争の現場に入っていく。それは必ずしも「前線」ではない。そして、そこには兵士の言葉に耳を傾ける日本人牧師がいた。(取材...
ファクトチェック【FactCheck】吉村知事「75%もの学校から(万博)参加希望」はミスリード5月下旬、大阪府の吉村洋文知事が万博へ学校を招待する事業について、「75%に相当する950校もの学校から参加希望」が有ったとXに投稿した。しかしアンケートの対象校は1900あり、この時点での参加希望の表明は正確には50%でしかなかった。 対象言説 「児童生徒の万博招待事業ですが、現時点で1280校から回答あり、75%に...
ファクトチェック【FactCheck】維新・吉村氏は「公益通報を禁止する条例」を提案したのか?日本維新の会の吉村洋文共同代表(当時)が、「公益通報を禁止する条例の制定」を提案したとの情報がネットで拡散した。しかし、実際にはそうした発言は無く、拡散している情報は「誤り」だ。 対象言説 「公益通報を禁止する条例の制定を提案にいれてんのヤバすぎるだろ」 結論 【誤り】 吉村共同代表(当時)の提案は、兵庫維新側が選択肢...
ファクトチェック【FactCheck】アメリカ大統領選挙は「接戦」ではなかったのか?トランプ氏の再選が決まった今回のアメリカ大統領選挙について、日本の主要メディアは「接戦になるという誤報(誤った予測)を流していた」などと指摘する人々がいる。雑誌系メディアによるオンライン記事が複数報じていてそれに呼応する読者がネットに書き込みを行っている。リベラルなメディアが反トランプ意識から選挙情勢を意図的に「接戦」...
ファクトチェック【FactCheck】トランプ次期大統領はどのくらい誤った発言をしていたのか?次期大統領への就任が決まったドナルド・トランプ氏。選挙戦で事実と異なる発言を繰り返したことが指摘されている。それは実際に、どのようなものだったのか?アメリカの代表的なファクトチェック・メディアの記録を確認すると、選挙戦での発言の7割以上で事実と大きく異なる内容があったと判定されていた。(立岩陽一郎) 老舗ファクトチェッ...