米国の障がい者支援は州によって差が有るので一概に言えないのかもしれない。ただ、障がい者が自立できる仕組みは日本より整っている。
これは一例でしかないが、写真を見て欲しい。
私がいつも使うバスだ。日本と同じで自治体が運営している。そのバスの前の席は車いす用にできており、車いすの利用者が誰の手助けもなくバスを使えるようになっている。この日は左右の両側に車いすの乗客が座っていた。
そして何よりも注目して欲しいのは、次の写真だ。そのうちの一人が降車するところだ。運転手の手助けもなくバスから降りることができる。写真にはないが、勿論、乗車も同じだ。運転手はボタンを押すだけで、折り畳み式の乗降口が伸びる。車いすの利用者はそれを利用するだけでいい。
時間が足りなくて記事に書くことはできなかったが、アンジェリアさんという私と同じ年齢の重度障がい者の女性を取材していた。彼女は生まれつき全身の自由が利かない。それでも普通にバスや地下鉄を使って移動し、買い物をし、散歩をする。その姿を通して障がい者支援について考えたいという趣旨での取材だった。
是非、次の渡米の機会に取材を続けたい。