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化学物質の脅威

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【化学物質の脅威⑦】先が見えない裁判

【化学物質の脅威⑦】先が見えない裁判

衣料品メーカーの中国工場で責任者を務めていて膀胱がんとなった新田徳(仮名)。会社との戦いを避けて、国の労災認定却下の判断について裁判に訴えることにした。しかし道は険しい。(立岩陽一郎) 「19年12月に三度目に再発。三か月ごとに観察をしている状況が続いています。仮に再発したら、がんの部分を削り取らないといけません」。 ...
【化学物質の脅威①】印刷業界で多発した胆管癌(前編)  

【化学物質の脅威①】印刷業界で多発した胆管癌(前編)  

~便利な社会の裏側で労働者の健康が蝕まれている実態~  大阪市の印刷会社の従業員や元従業員の間に、極端に高い率で胆管がんの患者が見つかったことがあった。それは2011年。なんだろう?何もわからない状況で取材を重ねた結果、それが工場で従業員が使っていた化学物質が原因であることを突き止めた。当初は対応に消極的だった政府も重...
【化学物質の脅威②】印刷業界で多発した胆管癌(後編)  

【化学物質の脅威②】印刷業界で多発した胆管癌(後編)  

~便利な社会の裏側で労働者の健康が蝕まれている~ 大阪市の印刷会社の従業員や元従業員の間に、極端に高い率で胆管がんの患者が見つかったことがあった。それは2011年。なんだろう?何もわからない状況で取材を重ねた結果、それが化学物質による健康被害だということに気づく。その取材結果を当時を、当時、講談社の「現代ビジネス」に連...
【化学物質の脅威④】サムスン電子で起きたこと(後編)  

【化学物質の脅威④】サムスン電子で起きたこと(後編)  

韓国政府の調査責任者を直撃 韓国での白血病の発症率は、10万人あたり1人~2人となっている。サムスン電子の工場で従業員が白血病になったケースを疫学調査したところ、この数値を上回らなかったとされた。しかし前述の通り、調査結果の根拠となった具体的な内容は明らかになっていない。 では実際に、どのような調査が行われたのか。私は...
【化学物質の脅威⑤】7万の化学物質に囲まれる社会 

【化学物質の脅威⑤】7万の化学物質に囲まれる社会 

日本の様々な産業の現場で使われている化学物質。その数が7万種類に及び、毎年新たに1000種類が加わっている。しかし、その多くについて、危険性や有害性の確認や周知が行われていない現状がある。政府が有識者の検討会に示した文書で明かした。その化学物質はあらゆる産業で使われている。化学物質は私たちの生活を支えていると言っても良...
化学物質の脅威

【化学物質の脅威⑥】化学物質はどうやって体内に取り込まれたのか

7万の化学物質に囲まれる日本の生産現場。その現状は、実はあまり知られていない。化学物質はどのようなことに使われ、それを扱う人にどのような健康上の被害をもたらす恐れが有るのか?このシリーズでは、大阪の印刷工場、韓国のサムスン電子の半導体工場などで多くの従業員ががんになっている状況を伝えてきた。 そこから工場での作業に従事...
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