アジア情勢「留学生」 という名の奴隷労働者たち1 「留学生30万人計画」で吸い寄せられるベトナム人の悲惨 出井康博「日本で大金が稼げる-」ブローカーの宣伝にのって来日したものの、渡航費用返済と授業料捻出のため、劣悪な環境で昼夜働き詰めの留学生が少なくない。とりわけ、この5年間に10倍近くに膨らんだベトナム人留学生たちには、日本語学校や人手不足の企業の食い物にされ、「奴隷」のように働かされている人たちがいる。安倍政権が掲げる「外国人...
アジア情勢「留学生」という名の奴隷労働者たち2 ブローカーの嘘と日本語学校のボッタクリ 出井康博「月に20~30万円稼げる」。そんな甘い言葉に乗せられて、留学生として日本を目指すベトナム人が急増している。その数はこの5年で約10倍増え、年5万人近くに上る。彼らの大半は、来日費用の返済と学費を稼ぐため深夜働き詰めの生活だ。日本への送り出しブローカーと、一部の悪徳日本語学校に食い物にされ「奴隷労働」を強いられているベ...
アジア情勢「留学生」という名の奴隷労働者たち3 ベトナム人を食い物にする専門学校と大学 出井康博留学生として出稼ぎを続けたい外国人たちはビザが要る。そこに目を付けたのが少子化で定員割れに悩む専門学校、大学だ。中には学生の9割が留学生という大学も。急増するベトナム人留学生たちは高い学費を稼ぐために、また過酷な労働を続けなければならない。「受け皿」として復活しつつあるのが地方大学の都心の校舎「サテライトキャンパス」だ...