アメリカ合衆国トランプ政権下で噂される国務省の機能不全 日米関係にも影響の懸念(39)トランプ政権が米国に発足して1か月余りが過ぎたが、最重要閣僚の1人であるセッションズ司法長官に公表されていなかったロシアとの接触が明らかになるなど、混乱が続いている。そうした中、もう1つ、懸念されていることがある。外交を担当する国務省が機能していないのではないかとの指摘が出ているのだ。 ●目立たない新国務長官 レックス...
アメリカ合衆国いよいよ始まった米トランプ政権の脱「温暖化防止」政策(40)米トランプ政権が地球温暖化防止の取り組みからの撤退を加速させることが明確になった。世界に温暖化の警鐘を鳴らしてきた政府機関の予算を大幅に削減するという。また、温暖化防止のために企業に課してきた規制の撤廃も発表された。 ●国際的な研究機関の予算を大幅削減 ワシントン・ポスト紙によると、日本でもノアの名称で知られるNOAA...
アメリカ合衆国トランプ大統領の「前大統領による盗聴」の根拠に女性ジャーナリスト?(42)トランプ大統領が、前任のオバマ大統領に盗聴されていたと指摘している問題は、根拠の提示が無いことからメディアは大統領の真意を測りかねている。こうした中、ワシントン・ポスト紙は7日、元英国国会議員の女性ジャーナリストの書いた記事が大統領の主張の根拠になっているのではないかとする記事を掲載した。 この問題はトランプ大統領が、...
アメリカ合衆国トランプ大統領の「壁」建設のために災害対策、沿岸警備予算を大幅削減へ(43)トランプ大統領がメキシコ国境に壁を建設する予算を確保するために、災害救助や沿岸警備などの予算を大幅に削減しようとしていることがわかった。ワシントン・ポスト紙が8日、報じた。「これで本当に米国を守れるのか?」との疑問の声が上がっている。 ●壁の予算で来年分日本円で3000億円を計上 ワシントン・ポスト紙によると、トランプ...
アジア情勢トランプ大統領、安倍総理宿泊のリゾート施設で公私混同の問題が再燃か~トランプの米国とどう向き合うか? (28)‘日米首脳会談は成功裏に終わったとされ、安倍総理は帰国の途に就いた。しかし、安倍総理の宿泊したトランプ大統領の「別荘」をめぐって、米国では新たな問題が浮上している。それは、大統領が再三指摘されている公私混同の問題の再燃で、安倍総理がトランプ大統領の企業グループの宣伝に使われたのではないかとの指摘も出ている。...