告発された9名は自民の参院議員
4人はいずれも参議院議員で、今年7月の参議院議員選挙に立候補する予定。会は、この4人以外にも参議院議員5名を政治資金規正法違反の疑いで刑事告発している。(下記参照)5人とも自民党の議員だ。
会の設立の趣旨は、憲法に違反した安保法制に賛成した国会議員に国政を任せることはできないというものだが、具体的な問題点を追及する必要があるとして政治資金について調査を進めている。これまでに9人を刑事告発するにいたったことについて、会の代表の阪口徳雄弁護士は次のように話している。
「憲法に違反した安保法制に賛成した議員を選挙で落とさねばと考えて始めた取り組みだが、実際に、政治と金を調べると問題の多い議員が次々に出てきているというのが実情だ。私は、これは関連しているんじゃないかと思っている。憲法を無視するとは、つまり法律を無視することで、そういう議員が政治資金規正法を守っているとは思えないからだ。我々は今後も追及の手を緩めることはない」
所属する9人が刑事告発されたことについて自民党本部で選挙対策に携わる幹部は匿名を条件に取材に応じ、「刑事告発されたからと言って直ぐに起訴されるわけではなく、選挙に影響が出るということはないと思っているが、良いか悪いかと言えば良いことではない」と話しており、ボディーブローのように効いてくる可能性を否定していない。
会によって刑事告発された参議院議員は次のとおり。()内は立候補予定の選挙区。
1、 島尻安伊子(沖縄)
2、 松村祥史(熊本)
3、 末松信介(兵庫)
4、 野村哲郎(鹿児島)
5、 猪口邦子(千葉)
6、 中西祐介(徳島・高知)
7、 中原八一(新潟)
8、 青木一彦(島根・鳥取)
9、 二之湯智(京都)