米トランプ大統領を支持する姿勢を鮮明にしている米主要テレビの1つFOXニュースの看板キャスターが休暇の取得を公表。セクハラで訴えられ少なくとも総額1300万ドル、日本円で約14億円を支払ったことが報じられていることから、その去就に注目が集まっている。
米メディアのトランプ大統領への取材姿勢にはジャーナリズムの気概を感じることも多々あるが、勿論、全てがそうではない。メディアによる選別は困難だが、FOXニュースは総じてトランプ大統領を肯定的に扱っており、「メディアは米国民の敵だ」と言ってはばからないトランプ大統領も、FOXニュースを敵対視した発言をしたことはない。
(参考記事:トランプ大統領に毅然と対した米TVキャスターの気骨~トランプの米国とどう向き合うか? 16)
そのFOXニュースの看板報道番組が4月に入ってから火だるまになっている。平日夜8時から放送の「オーライリー・ファクター」でキャスターを務めるビル・オーライリー氏が、セクシャル・ハラスメントで訴えられていたことが明らかになったからだ。