北朝鮮情勢を煽るような報道が行われている。中には事実と異なる内容を報じているものも見られる。北朝鮮が相手なら許されるのか?報道の真偽を精査するファクトチェックが必要かもしれない。
米主要テレビのFOXニュースは金日成主席の生誕記念に合わせて14日、各記者や識者が出て今後の成り行きなどを議論。この中で、日本でいう総理官邸キャップにあたるワシントン支局チーフのジェームズ・ローゼン記者が、「トランプ政権は状況次第で北朝鮮を先制攻撃するのか?」と問われ、「そのような状況ではない。中国とともに圧力をかけ続けるが軍事力を直ぐに行使するという状況ではない」と語った。
米政府は北朝鮮への対応について、「圧力をかけ関与し続ける」という方針を採択。北朝鮮の体制を転覆させるのではなく、あくまでも核の放棄を迫る方針を示しており、FOXニュースの報道はその線に沿ったものとなっている。