インファクト

調査報道とファクトチェックで新しいジャーナリズムを創造します

「中国人が日本で出来ること一覧」をファクトチェック① 「ビザなしで入国できる」は誤り

「中国人が日本で出来ること一覧」をファクトチェック① 「ビザなしで入国できる」は誤り

SNSで「中国人が日本で出来ること一覧」という趣旨の言説が拡散されている。その1つ、「ビザ無市で入国できる」について調べたが、当然、これは中国人のみに認められた特権ではなく、条件を満たせば中国人以外の外国人でも可能だ。

対象言説

「中国人が日本でできること一覧]のうちの「ビザなしで入国できる」。
Xの投稿(2026年7月23日現在で59769回表示され、2000回以上リポストされている)。

結論

誤り

ファクトチェックの詳細

外務省トップページから、渡航・滞在欄を開き査証(ビザ)に関するページを確認した。

日本国内において報酬を得て仕事をする時や、日本国内に90日以上滞在する時など短期滞在の要件に該当しない場合は原則、出入国在留管理庁別で在留資格認定証明書別を取得の上、ビザ申請人が居住する国・地域を管轄する在外公館でビザ申請を行う必要がある。これは出身国がどこであろうと変わらず、それは原則と言える。

他方、観光や商用、知人・親族訪問などの「短期滞在(90日以内)」に限り、日本は74の国・地域に対してビザ免除措置を行っている。つまり、一部の国や地域に関してはその「原則」が免除されるケースがあるということだ。その対象となる国や地域は外務省の「査証免除国・地域(短期滞在)」一覧で確認できる。しかし、中国はこの免除対象に含まれていない。

つまり中国人が観光・商用・親族訪問等で日本へ渡航する場合は、短期滞在であっても事前のビザ申請および厳格な書類審査が必須となっている。

なお、台湾(身分証番号が記載された台湾護照(旅券)を所持する者)、香港(香港特別行政区(SAR)旅券を所持する者、英国海外市民(BNO)旅券を所持する者(香港居住権所持者))、マカオ(マカオ特別行政区旅券を所持する者)についてはビザ免除の対象となっている。

(石盛なごみ)

編集長追記
発信者の方に、この件について問い合わせています。返信が有れば追記させて頂きます。

Return Top