アジア情勢<現地報告・バングラテロ事件>凶行に走った若者たちの素顔を追う(4) 唯一貧農出身の実行犯カイルルの実家を訪ねる 宮崎紀秀7月にダッカで発生したテロ事件。日本人7人を含め20人を殺害した実行犯の一人・カイルルの実家はバングラ北西部の貧しい農村だった。取材に応じたカイルルの母と姉が怯えた表情で語ったのは…。国際ジャーナリスト宮崎紀秀の現地報告の四回目。(アイ・アジア) カイルル・イスラム・パイエル(22歳)の生家はバングラデシ...
アジア情勢ルポ朝鮮の今 訪朝で見えた金正恩政権の狙い① 2019年4月27日から5月3日にかけて私、立岩陽一郎は訪朝した。これは拓殖大学海外事情研究所の求めに応じてその時の体験をまとめたもので、「海外事情」の2019年9・10月号に掲載された。今回、同研究所の理解を得てその内容をここに掲載させて頂く。(立岩陽一郎) 平壌の夜の会話 「日本人にはウリナラで今起きている変化とい...
アジア情勢ルポ朝鮮の今 訪朝で見えた金正恩政権の狙い③私が最初に訪朝したのは2018年4月。そして直近の訪朝は2019年4月27日から5月3日。このルポは、この2度の訪朝を比較して自分が目にしたこと、耳にしたこと、感じたことを書いている。今回がその3回目。これまで2回、私が見た朝鮮について、平壌の状況や板門店での軍人とのやり取りなどを描いてきた。勿論、それは常に対文協=朝...
アジア情勢ルポ朝鮮の今 訪朝で見えた金正恩政権の狙い②今年訪朝した際の体験から、金正恩政権が何を目指しているのかを考えるシリーズ。2回目は、ITに力を入れる姿を内外に示す状況と、朝鮮人民軍に見える変化を見る。この記事は拓殖大学海外事情研究所の季刊誌「海外事情2019 9・10」に寄稿したものに一部加筆、修正して掲載している。掲載については同研究所の許可を得ている。(立岩陽...
アメリカ合衆国次々に内幕が暴露される米トランプ大統領はどうなるのか「伝説的」とも形容される新聞記者、ボブ・ウッドワードがトランプ政権の内幕を描いた「Fear」が話題だ。大統領は小学5、6年の理解力しかないと発言した高官の姿などがリアルに描かれている。はたして、この本はトランプ政権の今後にどのような影響を与えるのか。 ボブ・ウッドワード記者について説明するのは、そう簡単ではない。40年...