InFact【ミネソタ通信①】My Body, My Choice!11月に中間選挙を控えるアメリカは政治の年を迎えている。加えて、これまで合法とされてきた人工中絶を否定する最高裁判決も出て、人工中絶をめぐる論争も全米で起きている。その1つ、中西部のミネソタ州を拠点に取材する研究者が、現地の情勢を伝えてくれる第一弾。(取材・写真/柏木明子) 「私たちの州の中絶の権利を守るために闘おう!...
ファクトチェック【Fact Check】石破元幹事長「イギリスではエリザベス女王の国葬でも議会の議決をとっている」は「誤り」 英国議会が回答自由民主党の石破茂元幹事長が、安倍晋三元首相の国葬に関し、英国のエリザベス女王の国葬を引き合いに出し、『イギリスも国葬の(国会)議決をとっている』との発言をした。しかし、英国議会に直接確認したところ、エリザベス女王の国葬に関し、議会の議決がなされた事実はなかった。(田島輔) チェック対象 イギリスではエリザベス女王の国...
ファクトチェック【Fact Check】志位和夫委員長「大学の入学金制度は『世界で日本にしかない』」は「ほぼ正確」日本共産党の志位和夫委員長が参議院選挙中に、「世界で日本しかない非合理な制度である入学金を廃止する」と発言した。本当に「入学金」の制度は日本にしかないのだろうか。調査したところ、志位委員長の発言は「ほぼ正確」だった。(村田風佳・小島遥花・浅香玲菜・田島輔) チェック対象 「学費が重すぎて進学を諦めたと言う声をたくさん聞...
ファクトチェック【Fact Check】小麦価格の即時引き下げは可能なのか?立憲民主党の泉代表の発言を検証立憲民主党の泉健太代表が、高騰する小麦価格の引き下げを行わない岸田政権を批判し、「立憲民主党が訴えるように、即時、引き下げを行うべきだと思います」と発言した。小麦の価格改定時期は毎年4月と10月と決まっているとされるが、泉代表の言う通り小麦価格の即時引き下げは可能なのだろうか、検証した。(友長光明、神山翔太郎、田島輔)...
社会エグザイル公演での落雷死亡事故で遺族が慰霊碑を撤去 5年前、大阪の公園で起きた落雷事故で娘を亡くした遺族が、その事実を遺そうと無許可で設置した慰霊碑。8月20日、遺族が市の要請を受けて撤去した。 慰霊碑を撤去したのは北九州市に住む岩永和子さん。娘の牧子さんが雷に撃たれた現場に設けられた慰霊碑は、牧子さんの写真や色とりどりの風船で飾られている他、当時の状況を知る人の情...
平和・安全保障【司法が認めた沖縄戦の実態㉔】一瞬にして孤児になった神谷さん77回目を数えた今年の「終戦の日」。それは日本政府が日本軍の降伏を求めたポツダム宣言の受託を内外に示した日だ。しかし激しい地上戦が行われて民間人に多くの犠牲を出した沖縄においては6月23日に日本軍による組織的な戦闘が終わっている。そしてその被害の救済は終わっていない。(文箭祥人) 「南風原(はえばる)の陸軍病院だったと...
ジャーナリズム廃棄されていた新型インフルエンザのワクチン契約書【ワクチンのファクト⑭】「ワクチンのファクト⑥」で報じたとおり、新型コロナのワクチン供給契約書は全て「不開示」となっている。実は、2009年の新型インフルエンザ問題の際にも、今回の新型コロナワクチンと同様、「特例承認」されたワクチンの接種が進められた。調べると、新型インフルエンザのワクチン供給契約書は既に廃棄されていた。(田島輔) 新型インフ...
国際【イランと(北)朝鮮③】72時間以内の国外退去1990年代、私はNHKの記者としてイランで取材をしていた。そこで私は多くの事を学んだが、最も重要な学びは、どのような国でも人々の考えは多様で、けして一枚岩ではないということだった。以来、私が国際情勢を見る際の重要な指針となっている。(文/写真:立岩陽一郎) カルバスチの逮捕 私の不安は的中した。自らをハタミ大統領の強...
国際【新田義貴のウクライナ取材報告⑩】キーウ攻防戦の爪痕ロシア軍の侵攻直ぐにウクライナ入りした新田義貴。一度ポーランドに出るも、キーウ全州をウクライナ軍が奪還したと聞いて再びウクライナに入った。そこで見たものは掘り起こされた多くの遺体だった。(取材/写真:新田義貴) 4月2日、ウクライナでの約3週間におよぶ取材をひとまず終えた僕らは隣国ポーランドの首都ワルシャワまで戻り帰国...
ファクトチェック[参院選FactCheck]岸田首相、”ロシアによるサハリン2の件で「戦争も辞さない。徹底的にやる」と発言”は虚偽岸田首相がロシアに対して「戦争も辞さない。徹底的にやる」と発言したとの情報が拡散した。しかし、これは虚偽情報だ。(三井滉大) チェック対象 岸田首相が大激怒!ロシアによるサハリン2の件で「戦争も辞さない。徹底的にやる」(Twitter、2022年7月1日投稿) 結論 【結論:虚偽】根拠とされた記事にはそうした発言は書か...