平和・安全保障ウクライナの日本人牧師【新田義貴のウクライナ取材メモ⑧ 】戦乱のウクライナで避難者らを支援する日本人牧師に出会った新田義貴。牧師は危険をいとわずに支援物資を現地の人々に配る取り組みを続けていた。牧師の取り組みと思いを取材した。(取材/写真:新田義貴) 6月28日、カホフカダム破壊による洪水被害の取材を続けていた僕は、被災者救援の拠点となっているキリスト教会を訪れた。ヘルソン郊...
平和・安全保障【新田義貴のウクライナ取材メモ③】洪水被害の町ヘルソンへロシア軍による侵略の中で起きたウクライナの洪水被害。新田義貴は洪水の被害を取材に向かった。(文/写真:新田義貴) 6月23日午前7時、夜行列車はウクライナ南部の町ミコライウに到着。取材地のヘルソンのひとつ前の町だ。 当初はヘルソンの市内に宿泊することも考えたが通訳のセルヘイの判断で、ロシア軍による爆撃が激しくネット環境...
平和・安全保障【新田義貴のウクライナ取材メモ④】ダム破壊と洪水の傷あと新田は洪水で被災したヘルソンに入った。そこで鳴り響くロシア軍の砲声。新田が見たものは、復興作業もままならぬ戦場の不条理だった。(文/写真:新田義貴) 6月24日午後、ヘルソンのドニプロ川沿いにある住宅地を訪ねた。この地域は上流のカホフカダム破壊による洪水被害をまともに受けた。2週間以上が過ぎ水はほとんど引いているが、今...