近くに住む48才の男性は、「撤去の理由がモニュメントの大きさにあるというなら、規模は小さくても良いから、ここで落雷事故が有ったという事実を残すような碑を立てるべきで、遺族の要望は当然だと思う。我われだって被害にあう危険性はあるわけで、その警鐘のためにも遺族の思いを受け止めてほしい」と話す。
長居パークセンターを監督する大阪市公園事務所は「基本的には公園には一切私有物を置いてはいけないことになっており、早期に撤去させるべきだった。私たちはそうした指導を長居パークセンターにしており、パークセンターの対応がこれまで手ぬるかったということ。慰霊碑については、現段階では難しい」。
岩永さんの遺族は、コンサートの主催者であるエイベックス・ライヴ・クリエイティヴ株式会社とキョードー大阪グループであるミューベンツジャパンの責任者を相手取って、損害賠償を求める訴えを大阪地方裁判所に起こしている。判決は5月16日に言い渡される。
通知によると献花台の撤去期限も5月16日となっている。5月10日付で再度、2週間以内に撤去するように通知が出された。