検察官は、2人が少女の裸体を写した写真を保持していたとして児童ポルノ法違反での摘発を検討しているという。しかし、2人の弁護士は、その写真は少女自身が自ら撮影して送ったもので、「2人を訴追するなら、少女も訴追されなければならない」と話している。
長く移民問題を取材し、この事件も当初から取材している公共放送WAMUのアルマンド・トゥール記者は、そもそも証拠から見て事件として成立していなかったとした上で次の様に話した。
「レイプはなかったとしても、ホワイトハウスは自らのコメントを訂正することはないだろう。ホワイトハウスにとっては、多くの人に不法移民の恐ろしさを植え付けることが狙いだからだ。そして、多くの米国民の心には、2人が実際にはレイプをしていなかったという事実は残らず、不法移民が14歳の少女をレイプしたというホワイトハウスのコメントだけが残るんだ」
トランプ大統領は就任100日の成果として不法移民の摘発を挙げており、ICEと呼ばれる摘発のための警察官の強化を指示している。
※不法移民は英語ではundocumented immigrantとされ、正確に訳すならば無登録移民となるが、便宜上、「不法移民」を使っている。