自身の周辺も捜査の対象としていたFBIの長官を解任したトランプ米大統領。その直後に行われたロシアとの会談の席で、同盟国から与えられた最高機密に属する情報を提供していた疑惑が浮上した。トランプ大統領の弾劾を求める声は強まりそうだ。
FBI長官を解任したことで批判を浴びているトランプ大統領だが、その直後に行われたホワイトハウスでのロシアのラブロフ外相との会談で、ISイスラム国に関する最高機密に属する情報を提供していたとワシントンポスト紙が15日、特報で伝えた。
情報は同盟国からもたらされたもので、ロシアへの情報提供について同意を得ていないという。また、他の同盟国とも共有しないことを前提に提供されている機密中の機密で、イスラム国への取り組みで異なる政策をとっているロシア政府と共有されることで今後のイスラム国対策が大きな打撃を受ける可能性があるという。
(参考記事:FBI長官の解任で トランプ米大統領への批判強まる)