トランプ政権誕生を読めなかったと衝撃が走っている米メディア界だが、実は適格に予想していた記事もある。11月2日のウォールストリートジャーナル紙だ。国勢調査の最新の人口動態統計から、「トランプ有利」と報じている。
「急激な変化がトランプを支援」という見出しのその記事は、2000年から2015年までの全米の人口動態統計の分析から始まっている。そして、アイオワ、インディアナ、ウイスコンシン、イリノイ、ミネソタという中西部の州で、非白人の急激な人口増が生じているという結果を紹介し、それがドナルド・トランプ氏の大統領候補としての躍進の原動力となっていると伝えている。