[コロナの時代] ファクトチェック:「大阪の新規感染者1260人のうち日本人は1...「4月28日の大阪の新型コロナ新規感染者のうち日本人は一人も確認されていない」という言説がネット上で拡散した。大阪府はそもそも国籍別の感染者数を公表していないとしたうえで、感染者の中に日本人はいることと明らかにした上で、「日本人の感染者の方...
社会【コロナの時代】ワクチンを接種したワクチン接種がなかなか進まない日本。現在は医療従事者と65歳以上の高齢者への接種が行われている。65歳以上の接種を体験したInFactの山崎秀夫理事がその状況をルポする。(山崎秀夫) ワクチン接種まで 21年4月1日、町役場から薄紫に白抜きで「新型コロナウイルス感染症ワクチン接種のご案内」と印刷された封筒が二通届いた。...
社会【コロナの時代】友人が感染した(前編)3度目の緊急事態宣言が大阪、東京などで発せられるなど、コロナの時代は終息を見通すどころか、まだまだ続く状態だ。これまでに57万人余が感染したというが、その感染者は徐々に私の周囲でも見られるようになっている。実際に、感染するとどうなるのか?そう思っている時、友人から「感染していた」との話があった。(立岩陽一郎) 都内に住...
平和・安全保障【司法が認めた沖縄戦の実態⑫】日本兵に追い出されて直ぐに砲弾がさく裂 母は即死最高裁判所が記録として認めた沖縄戦の生存者達の陳述書。そこには、日本軍によって避難先を追い出されて死亡する沖縄県民の姿が記されている。そして戦後も終わらない苦しみも。(写真:立岩陽一郎/取材・文:文箭祥人) 「父は日本軍から追われる身になりました」 原告の當眞嗣文さんは陳述書にこう記している。父の嗣全さんは軍との約束を...
化学物質の脅威【化学物質の脅威⑦】先が見えない裁判衣料品メーカーの中国工場で責任者を務めていて膀胱がんとなった新田徳(仮名)。会社との戦いを避けて、国の労災認定却下の判断について裁判に訴えることにした。しかし道は険しい。(立岩陽一郎) 「19年12月に三度目に再発。三か月ごとに観察をしている状況が続いています。仮に再発したら、がんの部分を削り取らないといけません」。 ...
化学物質の脅威【化学物質の脅威①】印刷業界で多発した胆管癌(前編) ~便利な社会の裏側で労働者の健康が蝕まれている実態~ 大阪市の印刷会社の従業員や元従業員の間に、極端に高い率で胆管がんの患者が見つかったことがあった。それは2011年。なんだろう?何もわからない状況で取材を重ねた結果、それが工場で従業員が使っていた化学物質が原因であることを突き止めた。当初は対応に消極的だった政府も重...