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拉致問題は前進するか  蓮池透×石丸次郎 対談⑥

拉致問題は前進するか 蓮池透×石丸次郎 対談⑥

石丸:「救う会」の佐藤勝巳さんから受けた影響は大きかったですか? 蓮池:それは大きかったですよ。我々が家族会を作った時は、いわばキャンバスは真っ白だったんですが、そこに佐藤さんたちがいろいろと5年間もやってくれたので、色づけされていきました。ただ、恩義に感じてしまうところがありまして、なかなか家族会が「救う会」に物申す...
「NHKが人権侵害」 小保方元研究リーダーがBPOに申し立て

「NHKが人権侵害」 小保方元研究リーダーがBPOに申し立て

理化学研究所 多細胞システム形成研究センター「池に落ちた犬を叩く」。劣勢に立たされた人を徹底的に攻めたてる行為を批判的にとらえた表現だが、残念ながら新聞、テレビの報道でこうした状況を見ない日は無いと言ってよい。STAP細胞の研究をめぐって理化学研究所の処分を受けた小保方晴子元研究リーダーについても同様な状況が生じたこと...
「模擬原爆:原爆投下の訓練のためだけに一般人に落とされた爆弾」②

「模擬原爆:原爆投下の訓練のためだけに一般人に落とされた爆弾」②

70年前の7月、大阪に落とされた1発の爆弾。それは、後に広島と長崎を襲う原爆投下のための訓練だった。研究者が「模擬原爆」と呼び始めたアメリカ軍の兵器について伝えるシリーズの第二弾。(アイ・アジア、鈴木祐太) この爆弾について大阪市と大阪府が共同事業として行っている資料館の「ピース大阪」に記録が残されていた。米軍が戦後、...
模擬原爆:原爆を落とす訓練のためだけに一般人に落とされた爆弾③

模擬原爆:原爆を落とす訓練のためだけに一般人に落とされた爆弾③

広島・長崎の原爆が投下されるために、アメリカ軍によって日本各地で行われた模擬原爆の投下訓練。模擬原爆とは、原爆と同じ重さ、形状の爆弾だった。一般人をターゲットにしたアメリカ軍の非道な訓練についてシリーズで伝える第三弾。(アイ・アジア・鈴木祐太) 戦後70年を迎えた2015年7月18日、大阪市である研究報告が行われた。主...
弁護士のブログ発言を訴えた「スラップ訴訟」でDHC吉田会長敗訴 

弁護士のブログ発言を訴えた「スラップ訴訟」でDHC吉田会長敗訴 

化粧品会社DHCの吉田嘉明会長が、ブログに書かれた内容で個人と会社の名誉を傷つけられたとして、執筆した弁護士に対して損害賠償の支払いを求めた裁判で、東京地方裁判所は9月2日、「社会通念上許される限度を超える侮辱にあてはまるとは言えない」などとして、吉田会長の訴えを退ける判決を言い渡した。(アイ・アジア編集部) ●「民主...
米記者から「出来レース」批判された安倍首相国連会見 

米記者から「出来レース」批判された安倍首相国連会見 

安保法案の成立後、ニューヨークで国連総会に出席した安倍首相。帰国前に現地で記者会見を開き、国連の安保理常任理事国入りに言及したことなどが日本でも華々しく伝えられた。しかし、その会見をめぐって外国の記者から強い批判が浴びせられたことは、日本では伝えられていない。そこで外国人記者が感じたのは、日本のメディアと政権との癒着だ...
島尻沖縄担当大臣を刑事告発 政治資金規正法と公選法違反で 1050万円の借入金「消える」 カレンダー配布も実態と矛盾  

島尻沖縄担当大臣を刑事告発 政治資金規正法と公選法違反で 1050万円の借入金「消える」 カレンダー配布も実態と矛盾  

島尻安伊子沖縄担当大臣(内閣府担当特命大臣)が代表を務める自民党の政党支部が島尻大臣本人から借り入れた1050万円が、政治資金収支報告書から消えていることがわかった。また、島尻大臣は、自身の顔写真が印刷されたカレンダーを選挙区内の不特定の有権者に配布していた疑いも浮上し、政治資金を調べている専門家グループは政治資金規正...
<温暖化会議>影も期待も薄い日本 安倍首相演説は40番目 

<温暖化会議>影も期待も薄い日本 安倍首相演説は40番目 

COP21の会場入り口 一般に温暖化防止国際会議と訳されるCOP21が11月30日からパリで始まる。各国は会議冒頭に首脳がフランス入りしてそれぞれの取り組みをアピールすることにしているが、97年の会議で京都議定書を採択した議長国であった日本の存在感はほとんど見えない。日本への注目度も低く、各国首脳が順番に行う演説でも、...
なぜ子供の戦争被害は増えるのか?(3) 市川ひろみ 記憶に刻まれる家族の叫び声、銃声、血の海

なぜ子供の戦争被害は増えるのか?(3) 市川ひろみ 記憶に刻まれる家族の叫び声、銃声、血の海

京都女子大の市川ひろみ教授による連載の三回目。子どもたちは、戦場で残虐行為や悲惨な情景を目にし、時に家族への残虐行為、殺害を目撃してしまうことがある。それは大きなストレスとなり成長の遅れをもたらすこともある。また子どもたちは、平和な社会におけるモデルとなる大人像を知らないまま、暴力的な環境を自らの思考方法、記憶に取り込...
なぜ子供の戦争被害は深刻化したか?(4) 市川ひろみ 子供兵世界に30万 自爆強要、少女の性被害も深刻 残虐行為加担も

なぜ子供の戦争被害は深刻化したか?(4) 市川ひろみ 子供兵世界に30万 自爆強要、少女の性被害も深刻 残虐行為加担も

世界の子ども兵の数は推定30万人以上。補充可能な消耗品として、大人の兵士の損失を軽減するための「人間の盾」として、また自爆攻撃「兵器」として、上官の性の相手として、少年少女が兵士として動員させられているのだ。悲惨な子ども兵士の実態について京都女子大の市川ひろみ教授が報告する。(整理/石丸次郎) 自動小銃を手に戦闘訓練さ...
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