社会司法が認めた沖縄戦の実態⑥ 母と弟は船とともに沈んだ沖縄戦の被害について国の責任を求めた裁判で、2018年、最高裁判所は、国の責任は認めなかったものの、沖縄戦の被害については原告の訴えを認める判決を出した。つまり司法が沖縄戦の悲惨な実態を認めたということだ。では、裁判所が認めた沖縄戦の実態とはどういうものだったのか。この裁判をフォローしてきたジャーナリストがシリーズで伝...
ファクトチェックファクトチェック「玉城候補が一括交付金創設を直談判」は事実か 沖縄県知事選(9月30日投開票)で、自民・公明などが支援する佐喜真淳・前宜野湾市長と翁長県政を引き継ぐ立場を表明した玉城デニー・前衆議院議員が激しく競っていると伝えられている。そうした中、玉城候補が「一括交付金の創設を直談判して実現にこぎつけたこと」が自らの実績だと主張したのに対し、一部で事実ではないとの批判が出て、...
ファクトチェック沖縄県知事選で政治家の発言やネットの情報をファクトチェックで検証!‘事実上、普天間飛行場の辺野古移設の是非をめぐる争いとなる沖縄県知事選挙は9月30日に投開票が行われる。この選挙で、情報の真偽の検証を行うファクトチェックの取り組みが行われる。総選挙に続くもので、主催団体は、多くの人の参加を呼び掛けている。 主催するのは日本でファクトチェックを広める活動をしているファクトチ...
ファクトチェック沖縄の米軍負担で翁長氏指摘の「70.3%」は事実 沖縄県知事選ファクトチェックファクトチェックby NPOニュースのタネ(立岩陽一郎、鈴木祐太) 〈ファクトチェック対象言説> 翁長雄志知事(当時)の平和宣言(2018年6月23日) 「戦後実に73年を経た現在においても、日本の国土面積の約0.6パーセントにすぎないこの沖縄に、米軍専用施設面積の約70.3パーセントが存在し続けており、県民は、広大な...
社会「隠れ辺野古容認派」 ここに来て語られるようになったある有権者グループの存在「辺野古移設に賛成しているわけではないが、それを言っていたら、いつまでたっても普天間基地は返還されないんじゃないかって、そう思っている人は多いはず」 選挙戦の取材で訪れた那覇で会った友人はそう語った。長年タクシー運転手をしている古い友人だ。自分もそうだと話した。 9月30日に投開票が行われる沖縄知事選。佐喜真淳前宜野湾...
政治沖縄県知事選挙 接戦の行方は9月30日に投開票が行われる沖縄県知事選挙。1週間となった沖縄に取材で入った。 20日、自民、公明両党などが推薦する無所属新人の佐喜真淳(54)候補は、沖縄市で決起集会。午後6時半から始まった集会では、1500人収容の会場の5割から6割ほどが埋まった。 佐喜真候補は、「本当にこれで良いのか。安心して暮らせるのか。そう考...
地方自治23年前の米兵暴行事件の時と似てきた沖縄の状況「あの時と似てきた」 8月11日、降りしきる雨の中、身動き一つせずに演壇を注視する人々を見てそう思った。 「あの時」とは、1995年10月に行われた県民総決起大会だ。米兵3人が少女に暴行したおぞましい事件に怒りを覚えて集まった人々は主催者発表で8万5000人にのぼった(警察発表は約6万人)。当時、取材をしていた私は、集...
政治とカネ島尻沖縄担当相に文科省傘下法人から補助金受けた専門学校が寄付 理事長は夫の昇氏沖縄担当大臣などを務める自民党の島尻安伊子議員が、文科省傘下法人から補助金を受けた専門学校から300万円の寄付金を受けていたことがアイ・アジアの調べでわかった。この学校は島尻大臣の親族が経営しており、政治資金に詳しい専門家は、「実態として補助金が政治資金の原資になっている」と指摘。島尻大臣の側はアイ・アジアの取材に対し...
平和・安全保障日米地位協定「改訂」の実態 英伊は基地管理権も渡さず6月23日の沖縄「慰霊の日」に、安倍総理は日米地位協定を改訂すると言明した。たがその内容は、協定の対象から軍属を外すだけで終わりそうな雲行きだ。米軍基地問題を追及してきた沖縄のジャーナリストからは、その対応を疑問視する声が出ている。(iAsia編集部) 安倍総理は、沖縄戦終結から71年となる日の式典会場で、「沖縄の基地...
平和・安全保障沖縄県民大会で語られた翁長知事の注目発言 「ウチナーンチュ、ウシェーティライビランドー」(沖縄の人をなめてはいけませんよ)「世界で最も危険な米軍基地」と米国の国防長官が発言した沖縄の米海兵隊普天間基地。県北部の辺野古の海を埋め立てて新たな基地を作ることで移設を目指す日本政府と、あくまで県外への移転を求める沖縄県。5月17日に沖縄県那覇市で開かれた県民大会は、県内移設に反対する沖縄の強い意志をあらためて示すものとなった。大会での翁長雄志沖縄...