アジア情勢トランプの米国とどう向き合うか? (27)~「トランプ船に乗った安倍総理」 米ジャーナリストから見た日米首脳会談安倍総理とトランプ大統領との首脳会談は日本では概ね高評価なようだ。確かに、共同記者会見は全米に生中継され、4大ネットワークの1つ、NBCテレビの夜のニュースでも、4項目目という大きな扱いだった。安倍総理の側としては「してやったり」という感触だろう。しかし、米ジャーナリストらの反応からは、そう喜んでいられない現実も見えて...
アメリカ合衆国トランプをめぐる都市伝説大統領が、ロシアゲートと言われるスキャンダルを捜査中だったFBI長官を解任したことは、米国だけでなく世界に衝撃を与えた。そして6月8日には、解任されたジェームズ・コミー氏が議会で証言し、「大統領は嘘をついた」と指摘した。しかし、混乱が続く米国の首都の真ん中に鎮座するFBI本部は何事も無かったかのようにその姿を見せていた...
政治総選挙ファクトチェックを実施します!(2017年10月7日) 調査報道NPO「ニュースのタネ」は、今回の総選挙に関する政治家の発言などをファクトチェックします。 これはファクトチェックを広めるために今年6月に発足したFIJ(FactCheck Initiative Japan)の活動の一環として行われるもので、「ニュースのタネ」は、編集長の立岩陽一郎、副...
エネルギー・環境パリ協定の対応めぐってトランプ政権内で意見分かれる~トランプの米国とどう向き合うか? (50)世界各国が温暖化の防止に取り組むとしたパリ協定への対応が注目されるトランプ政権だが、政権内で意見が分かれているようだ。ワシントン・ポスト紙が15日伝えた。 パリ協定をめぐっては、トランプ大統領は科学者が指摘する温暖化のメカニズムについて否定的な見解を示しており、今後、米国がどう取り組むのかが注目されている。 (参考記事...
アメリカ合衆国米トランプ政権内で激しい権力争い 米メディアが一斉に報道~トランプの米国とどう向き合うか? (69)従来の主張を覆してシリアへの空爆に踏み切ったトランプ政権。その政権内で圧倒的な存在感を示していたステファン・バノン主席戦略官が国家安全保障会議のメンバーから外されたことで、トランプ政権内で勢力争いが起きていると米メディアが一斉に報じ始めた。 トランプ大統領が掲げた「米国第一主義」や「脱グローバリズム」といった政策の思想...
アメリカ合衆国米のシリア空爆の裏に側近らの大統領へのある対応があった ~トランプの米国とどう向き合うか? (70)従来の主張を覆してシリア空爆を命じた米トランプ大統領。その裏には側近たちの大統領に対する特別な対応が有った。ワシントンポスト紙が8日、伝えた。 記事によると、トランプ大統領は化学兵器による攻撃で被害を受けたシリア人の写真を見て心を動かされたという。特に、ぐったりした子供たちが神経性の物質を落とすために水をかけられている...
アメリカ合衆国トランプ米大統領がもう1人の最高裁判事指名の準備か 実現すれば米社会の保守化は必至 ~トランプの米国とどう向き合うか? (74)指名した最高裁判事の承認を勝ち取ったばかりのトランプ米大統領だが、もう1人の最高裁判事の人選に入ったようだ。引退が噂されるリベラル派の判事の後任指名となる。仮にこの人選が通ると、米国社会は一気に保守化することが避けられない。 米国の最高裁判事は9人。トランプ大統領は空席になっていた最高裁判事に保守的なニール・ゴーサッチ...
アメリカ合衆国税務情報を開示しないトランプ米大統領を主要メディア各社が批判 政策推進に黄信号と~トランプの米国とどう向き合うか? (75)自身の税務申告内容の開示を拒否し続けるトランプ米大統領に対して、身内の共和党からも、このままでは税制改革に着手できないと批判の声が出始めた。米主要メディアが報じた。 歴代大統領は自身の税務申告の内容を開示してきたが、トランプ大統領は拒否し続けている。当選後初の記者会見で開示について問われると、「私の税務申告内容に関心を...
アメリカ合衆国シリア空爆を命じた米トランプ政権の危うい情報分析~トランプの米国とどう向き合うか? (71)シリア空爆を命じたトランプ大統領はどのような情報を得て判断しているのか。実は、トランプ大統領に毎日行われる情報機関などからの情勢説明と分析の説明は歴代大統領に比べて圧倒的に少なく、複数の見方を排除する形で行われているという。米国の調査報道NPOが報じている。 米大統領が軍事行動などを判断する際の重要な基準となる情報機関...
アメリカ合衆国米トランプ政権が不法移民摘発の正当化に使ったレイプ事件、少女の虚言の疑いが濃厚に~トランプの米国とどう向き合うか? (85)不法移民の取り締まり強化を掲げる米トランプ政権がその根拠として挙げていた不法移民の2人による女子中学生レイプ事件は、女子学生の虚言である疑いが強まっている。検察官が容疑を取り下げることを明らかにした。 事件は首都ワシントン郊外のメリーランド州の中学で起きたとされ、その中学に通う14歳の女子学生が被害を警察に届け出ていた...