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トランプの米国とどう向き合うか? (8)~大統領就任式まで1週間の首都は

●憲法修正条項第一条を見よ
面白いものを見つけた。連邦議会を出てホワイトハウスに向かって少し歩いたところだ。

ニュージアムに掲げられた修正条項第一条
ニュージアムに掲げられた修正条項第一条

「私たちはアメリカの憲法修正条項第一条が認める自由を祝う」と大きく書かれている。表現の自由、結社の自由、信教の自由、そして報道の自由を保障した憲法の条文だ。見ると、ニュージアムと呼ばれる報道に関する博物館だった。報道の歴史を展示している。新大統領は必ずこの建物の前を通ることになる。これは呼称から「次期」が外れた彼に向けた1つのメッセージなのか?大統領は、何かつぶやくのだろうか?

ホワイトハウスにほど近い場所に、新たな名所ができたので行ってみた。トランプ氏が自身のホテルにしたかつての「オールド・ポスト・パビリオン」だ。黒字に金ぴかの文字でTRUMP INTERNATIONAL HOTELと書かれていた。このホテルの存在も実はトランプ氏の利益相反との関係で取りざたされている。それはともかく、このホテルが米国の首都の新たな名所になっていることは間違いなく、多くの人が建物の前で写真を撮っていた。

新たに始まったトランプ氏のホテル
新たに始まったトランプ氏のホテル

次期政権が波乱含みなのは間違いない。しかし、首都は粛々とその日に向けて準備を進めている。

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