インファクト

調査報道とファクトチェックで新しいジャーナリズムを創造します

米有力紙がコラムで「トランプ大統領は不道徳で不誠実に生きてきた70歳」と酷評~トランプの米国とどう向き合うか? (49)

米有力紙がコラムで「トランプ大統領は不道徳で不誠実に生きてきた70歳」と酷評~トランプの米国とどう向き合うか? (49)

トランプ大統領が、選挙中にオバマ政権がトランプ・タワーを盗聴していたとツイートで非難した問題。ホワイトハウスのスパイサー報道官は13日の定例会見で「大統領の盗聴と言う意味は、広い意味での情報収集活動だ」とトーンダウンさせた。こうした中、ニューヨーク・タイムズ紙が、トランプ大統領は「不道徳で不誠実、無頓着に生きてきた70歳」でまともな大統領になる希望は捨てるべきとするコラムを掲載。

この問題は、トランプ大統領が、選挙中にオバマ大統領(当時)がトランプ・タワーの電話などを盗聴していたとツィートしたもの。

(参考記事:ケネディ前駐日大使、トランプ大統領の外交政策に憂慮示す~トランプの米国とどう向き合うか? (22))

13日の定例記者会見でホワイトハウスのスパイサー報道官は、「大統領選挙中に間違いなくオバマ政権は情報収集活動を行っていた」と述べてトランプ大統領のツィートには根拠が有ると主張。

一方で、「大統領の使った盗聴という言葉は、広い意味での情報収集活動だ」と述べて、オバマ政権がトランプ・タワーに何かしらの盗聴装置を仕掛けたという当初の主張を大幅にトーンダウンさせた。また、ツィートはオバマ大統領を指したものではなく、オバマ政権という広い意味での指摘だったと説明した。

(参考記事:トランプ米次期大統領に情報機関は何を語ったのか?~トランプの米国とどう向き合うか? (6))


Return Top