インファクト

調査報道とファクトチェックで新しいジャーナリズムを創造します

第4回ジャーナリズム・フェスタ シンポジウム 国境越え協働する調査報道の新地平を考える ~政治資金を調査し伝える新しい仕組み 「パナマ文書」報道を例に~

2015年のジャーナリズムフェスタ
2015年のジャーナリズムフェスタ

今、政治資金の調査・報道において新しい枠組みが孵化しつつある。世界に衝撃を与えた「パナマ文書」は南ドイツ新聞にもたらされた後、世界100超のメディアの約400人のジャーナリストが連携して分析。多くの国の政治家、企業、資産家の租税回避が暴露され、データ自体が誰でも利用できるように公開された。国境を越えてこれだけ多くのジャーナリストが協働して調査報道に当たったのは初めてのことである。
日本では、関西の法曹人を中心にして一般財団法人政治資金センターが10月に設立される。政治家・政党の政治資金に対し徹底した情報公開請求を行い、市民誰もが利用できる「政治資金データベース」を作って、結果を白日の下に晒そうという日本初の試みだ。問われるのは、これらを分析して問題点を整理し市民に届けるジャーナリズムの役割だ。

4回目となるジャナフェスでは、政治資金センターの活動を紹介し、国境を越えて「パナマ文書」を分析・報道する中心的役割を担ったイタリア人ジャーナリストのアレッシア・チェラントラさんとスカイプを繋いで、「パナマ文書」報道の意味を語ってもらう。また、日本で初めて調査報道のための認定NPOとなったアイ・アジアが、独立・非営利の調査報道の役割と可能性について報告する。
マスメディアがじりじりと力を落とす中、「会社主義」に拘泥する限り調査報道に未来はない。国境を越え協働する新しい調査報道の在り方を考えたい。

第1回ジャーナリズムフェスタの様子
第1回ジャーナリズムフェスタの様子

第一部 「政治と金」を調べ伝える新しい試み

  • 発言
    阪口徳雄 政治資金オンブズマン共同代表、弁護士
    上脇博之 政治資金センター理事、神戸学院大法学部教授
    鈴木祐太 ジャーナリスト/アイ・アジア

 

第二部 「パナマ文書」の衝撃と新しい調査報道

  • 発言
    立岩陽一郎  ジャーナリスト

アレッシア・チェラントラ ジャーナリスト/イタリアの調査報道NPO・IRPI所属(スカイプ参加)

 

第三部 今求められる「国境を超え協働する調査報道」

  • 発言
    高田昌幸    新聞記者
    小黒純    同志社大学大学院教授
  • 立岩陽一郎   ジャーナリスト

石丸次郎    ジャーナリスト/アジアプレス

  • 総合司会     亘佐和子    記者/毎日放送ラジオ

 

日時 10月28日(金) 18:30~20:30 (開場18:00)
場所 大阪市立住まい情報センターホール
(地下鉄堺筋線/谷町線 天神橋六丁目駅3番出口直通 JR環状線天満駅徒歩7分)
資料代・会場カンパ 1000円(学生証・障害者手帳お持ちの方無料)

定員200人(事前申し込み不要)
共催 調査報道認定NPO法人アイ・アジア

アジアプレス・インターナショナル

一般社団法人 自由ジャーナリストクラブ(JCL)

一般社団法人 政治資金センター

DAYS JAPAN関西サポーターズクラブ

 

連絡先 アジアプレス・インターナショナル

tal:06-6373-2444

mail:osaka@asiapress.org

※プログラム、登壇者は事前告知なく変更になる場合がございます。ご了承ください。

 

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