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【司法が認めた沖縄戦の実態㉕】独りぼっちになったツルちゃん

【司法が認めた沖縄戦の実態㉕】独りぼっちになったツルちゃん

最高裁判決が認めた陳述書から、沖縄戦の事実を描く連載。多くの子供が家族を失い独りぼっちになった。それが戦場となった地の現実だった。(写真/文:文箭祥人) 天秤棒の思い出を原告の金城ツル子さんは陳述書にこう記す。 「父が掘った芋の土を落とす手伝いをしました。帰りは天秤の片方に畑で収穫した農作物を入れて、もう片方に私が乗り...
撤去作業をする岩永さんら(8月20日)

エグザイル公演での落雷死亡事故で遺族が慰霊碑を撤去 

 5年前、大阪の公園で起きた落雷事故で娘を亡くした遺族が、その事実を遺そうと無許可で設置した慰霊碑。8月20日、遺族が市の要請を受けて撤去した。  慰霊碑を撤去したのは北九州市に住む岩永和子さん。娘の牧子さんが雷に撃たれた現場に設けられた慰霊碑は、牧子さんの写真や色とりどりの風船で飾られている他、当時の状況を知る人の情...
【司法が認めた沖縄戦の実態㉔】一瞬にして孤児になった神谷さん

【司法が認めた沖縄戦の実態㉔】一瞬にして孤児になった神谷さん

77回目を数えた今年の「終戦の日」。それは日本政府が日本軍の降伏を求めたポツダム宣言の受託を内外に示した日だ。しかし激しい地上戦が行われて民間人に多くの犠牲を出した沖縄においては6月23日に日本軍による組織的な戦闘が終わっている。そしてその被害の救済は終わっていない。(文箭祥人) 「南風原(はえばる)の陸軍病院だったと...
廃棄されていた新型インフルエンザのワクチン契約書【ワクチンのファクト⑭】

廃棄されていた新型インフルエンザのワクチン契約書【ワクチンのファクト⑭】

「ワクチンのファクト⑥」で報じたとおり、新型コロナのワクチン供給契約書は全て「不開示」となっている。実は、2009年の新型インフルエンザ問題の際にも、今回の新型コロナワクチンと同様、「特例承認」されたワクチンの接種が進められた。調べると、新型インフルエンザのワクチン供給契約書は既に廃棄されていた。(田島輔) 新型インフ...
【司法が認めた沖縄戦の実態㉓】全滅した一家の訴え

【司法が認めた沖縄戦の実態㉓】全滅した一家の訴え

沖縄戦の実態を裁判所が認めた記録から明らかにするこの連載。その記録とは、生き残った県民や犠牲者の遺族などが裁判所で陳述したものだ。しかし、沖縄戦では一家全滅してしまったため、「遺族」がいないケースもある。(文箭祥人) 「平和の礎」に刻まれた名前を読み上げる 6月23日は沖縄慰霊の日。多くの遺族らが「平和の礎」に刻銘され...
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