アジア情勢拉致の記憶~蓮池兄がたどる拉致事件③仕事を持つ両親は、休みになると弟を捜しまわった。しかし手掛かりは何も出てこない。警察は動いてくれない…。家族として弟の救出に奔走した蓮池透がたどる知られざる拉致の記憶。その第三弾。 ●家族で捜し回る日々 弟がいなくなった当時、父は教師で母は柏崎市役所の職員だった。父は学校が夏休みだったが、母は不明になった次...
平和・安全保障拉致の記憶~蓮池兄がたどる拉致事件②忽然と消えた弟。弟には付き合っていた女性がおり、その女性も一緒に姿を消したという。直ぐに戻ってくるだろうとの思いが、時が経つについて焦燥感に変わってきた。そして警察への相談…。被害者家族として救出活動を担った蓮池透が、拉致問題の知られざる記憶を綴る連載の第二弾。 ●捜索願い 1978年7月31日に薫ら2人が...
アジア情勢拉致の記憶~蓮池兄がたどる拉致事件●弟がいなくなった 弟の薫がいなくなったのは、忘れもしない1978年7月31日のことである。弟は東京の中央大学法学部の3年生で、夏休みを利用して、新潟県柏崎市の実家に10日間程度の予定で帰省していた最中だった。私はそのときは東京電力株式会社福島第一原子力発電所に勤務していたので、柏崎では弟に会っていない。 私たちは3人...
平和・安全保障拉致問題は前進するか 蓮池透 ×石丸次郎対談 ①拉致被害者をはじめ、北朝鮮に在住するすべての日本人の調査することに日朝両政府が合意して一年が過ぎた。これまで北朝鮮からは何の報告も回答もなく、日本社会からは失望の声が強まっている。一方、京都府警がマツタケ不正輸入容疑で朝鮮総連系の商社を摘発し、総連議長の次男の逮捕起訴に至るなど、日本政府は圧力を強めている。日本人調査の...
アメリカ合衆国米副大統領、前提条件無しでの米朝対話に言及南北対話へ前向きな韓国の文大統領に冷ややかな日本だが、ペンス米副大統領は、米国政府は前提条件無しで米朝対話の準備に入る用意が有ると発言。米主要紙が報じた。 記事は2月11日、ワシントン・ポスト紙がオピニオン面で報じた。平昌オリンピックからの帰途の副大統領専用機内でのペンス副大統領への取材の内容として報じられた。 記事に...