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原発

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【Fact Check】「安全基準を満たしている処理水」の「安全」は十分に開示されているのか

【Fact Check】「安全基準を満たしている処理水」の「安全」は十分に開示されているのか

「安全基準を満たした上で、放出する総量も管理して処分するので、環境や人体への影響は考えられません」などと説明するのは「ALPS処理水って何?本当に安全なの?」と題した経済産業省のサイトだ。東京電力福島第一原子力発電所から出る「処理水」の海洋放出が始まり、政府は上記のように「安全」を強調するが、中国は日本の海産物の輸入を...
「原発占領地」で不安は戦慄に変わった【新田義貴のウクライナ取材メモ⑥】

「原発占領地」で不安は戦慄に変わった【新田義貴のウクライナ取材メモ⑥】

戦場と化すザポリージャ原発。歴史の教訓から学び続けてきたはずの人類は、再び愚行を繰り返すかもしれない。その新田の不安は原発を前にして戦慄に変わった。(文/写真:新田義貴) 6月下旬、ウクライナ南部で洪水被害を取材していた僕にはもうひとつ気がかりなことがあった。ロシア軍侵攻直後の去年3月から占領下にあるザポリージャ原子力...
[FactCheck]「トリチウムのゆるキャラが電通に3億700万円で発注されていた」は誤り キャラクターに投じたのは「数百万円」

[FactCheck]「トリチウムのゆるキャラが電通に3億700万円で発注されていた」は誤り キャラクターに投じたのは「数百万円」

「トリチウムのゆるキャラが電通に3億700万円で発注されていた」という言説がツイッター上で拡散した。キャラクターは復興庁が4月13日、福島第一原発で発生した放射性物質「トリチウム」を含む処理水の安全性をPRするためにチラシや動画で公開したもの。 「3億700万円」は原発事故の風評を払拭する情報発信事業全体にかけた金額(...
[FactCheck] 共同通信見出し「国連、処理水放出に『深い憂慮』」は不正確 意見は独立の特別報告者によるもの

[FactCheck] 共同通信見出し「国連、処理水放出に『深い憂慮』」は不正確 意見は独立の特別報告者によるもの

事故後の福島第一原発で溜まり続ける放射性物質を含んだ処理水の問題に対処するため、政府は二次処理を経て海洋放出を行う方針を決定。決定には国連の「特別報告者」が懸念を表明したが、そのことを報じた共同通信記事の見出しが物議を醸している。(大船怜) チェック対象国連、処理水放出に「深い憂慮」(共同通信、2021年4月16日付記...
撮影日:2013年5月17日  撮影:帯刀良

福島第一原発事故で新事実 事故直後の首都圏で高レベルの放射線量が計測されていた 

2011年の東日本大震災で起きた福島第一原発における事故。この事故の翌日からアメリカ政府が日本各地の20000件を上回る地点で放射線量を計測したデータがある。InFact(旧ニュースのタネ)は、このデータの分析に着手。その第一弾を伝える。事故直後の首都圏で計測された放射線量は、我々の予想を上回る数値だった。(山崎秀夫、...
原子力空母「ロナルド・レーガン」(U.S.Navi Photo)

「米兵のトモダチは高線量で被ばくしていた」フクシマ第一原発事故プロジェクト第2弾

東京電力福島第一原子力発電所における事故を検証しているNPO「ニュースのタネ」が、事故直後からアメリカ政府が日本各地の20000件を上回る地点で放射線量を計測したデータを分析したところ、トモダチ作戦として被災住民の救助にあたっていたアメリカ軍の空母が当時、極めて高い放射線を浴びていたことがわかった。(鈴木祐太、山崎秀夫...
大阪で原発燃料が作られてるって知ってました?◇手作業の燃料棒組立に驚く  「暇です。再稼働してほしい」と案内の社員

大阪で原発燃料が作られてるって知ってました?◇手作業の燃料棒組立に驚く  「暇です。再稼働してほしい」と案内の社員

4月5日、大阪府南部の熊取町で原子力関連のある施設が一般公開された。公開されたのは京都大学原子炉実験所、原子燃料工業株式会社熊取事業所、大阪府熊取オフサイドセンターの3か所。このうち、原子燃料工業株式会社は、読んで字の如く、原子力発電所で使う燃料を製造している場所だ。いわゆる原子力ムラの中枢の1つと言って良いだろう。燃...
裁判後に行われた報告集会の様子

原発避難者・関西訴訟で原告の弁論続く

未曽有の被害をもたらした東京電力福島第一原発事故から丸7年。事故によって福島県に住んでいた人たちなどが避難を余儀なくされたとし、東京電力と国を訴えた裁判が2月22日に大阪地方裁判所で開かれた。(鈴木祐太) この裁判は、福島第一原発事故によって関西に避難してきた242人が東京電力と国に、損害賠償を求めて起こしたもの。原告...
3 1 1  緊急特集  「 福島第一原発事故から6年 」        「甲状腺がん多発 − 被曝の影響は本当に無いのか?」後編

3 1 1 緊急特集 「 福島第一原発事故から6年 」 「甲状腺がん多発 − 被曝の影響は本当に無いのか?」後編

東京電力福島原発事故後の小児甲状腺がん多発は、国際的にも大きな論議を呼んでいる。早くから「放射線被曝による異常多発」を警告してきた日本の医師たちは、放射能の危険性を訴えてきたIPPNW(核戦争防止国際医師会議・1985年ノーベル平和賞受賞)ドイツ支部が開いた国際会議に招かれた。国連人権理事会や国際環境疫学学会は、日本政...
311緊急シリーズ「福島第一原発事故から6年」   「甲状腺がん多発 − 被曝の影響は本当に無いのか?」前編

311緊急シリーズ「福島第一原発事故から6年」   「甲状腺がん多発 − 被曝の影響は本当に無いのか?」前編

東京電力福島第一原発の事故から3月で6年。事故を起こした原発は廃炉作業が進められているが、懸念されているのは、若年層の甲状腺被曝である。原発事故によって放出された放射性ヨウ素は甲状腺に集積し、放射線に感受性の高い若年層ほど甲状腺がんに罹りやすい。予防のための安定ヨウ素剤服用は防災計画に定められていたが、「国会事故調査委...
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