アメリカ合衆国米有力紙 金正恩氏を「狂人扱い」する危険性を指摘~トランプの米国とどう向き合うか? (53)米ワシントンポスト紙は26日、北朝鮮問題について報じた。この中で、金正恩労働党委員長を「狂人扱い」して軽視することで、今後の対応を誤る危険性があると警告する専門家の声などを伝えている。 記事は、上院軍事委員会の重鎮で軍事政策に大きな影響力を持つ共和党のジョン・マケイン議員が金正恩委員長を指して、「北朝鮮を動かしている狂...
政治トランプ大統領は米朝会談で拉致問題を提起すると約束したのか「北朝鮮に対して強硬なトランプ大統領」との看板を勝手につけた形のメディア各社が、このところの米国のトランプ大統領の発言に右往左往している。しかし、そう簡単には修正はできない。そのためか、6月7日に行われた日米首脳の共同会見についても、正確さを欠く報道が散見される。 ホワイトハウスで6月7日(日本時間の8日未明)に行われ...
ジャーナリズム米朝関係の報道でマスコミ各社は政府に踊らされてないか「正恩氏は拉致問題に関する日本との対話にオープンな姿勢を示した」 米朝首脳会談後の15日付で朝日新聞が報じた記事だ。これはトランプ大統領が安倍首相に電話で伝えた内容ということで、「安倍政権幹部」が語ったという。細かい表現や情報源の表記は違うが、各社とも、大筋で同じ内容を報じている。 これまで北朝鮮との対話を拒否してきた...
アメリカ合衆国米朝首脳会談は本当に驚くべきことなのか?米朝首脳会談にトランプ大統領が応じる姿勢を示したことが衝撃を与えている。しかし、それほど驚くことなのだろうか?勿論、まだ会談が正式に決まったわけではないので安易な予測は控えたいが、私はYahooニュースでその可能性を書いてきた。別に誇れる話ではないのは、新聞がよく書く「米朝関係筋」や「米政府関係者」から得た情報ではない...
アジア情勢拉致問題は前進するか 蓮池透 ×石丸次郎対談 ③石丸:日本がインテリジェンスを結集したとして、拉致被害者の誰が、どこにいるのか探るのというのは極めて難しいと思います。 蓮池:難しいでしょう。拉致対策本部(拉致対)はそれなりに一生懸命にやっているんですよ。韓国や中朝国境に毎月のように行っている人も中にはいて、情報を集めている。でも、この間やってきたことは拉致対なんてそ...
アジア情勢拉致問題は前進するか 蓮池透 ×石丸次郎対談 ②元家族会事務局長の蓮池透さんとジャーナリスト石丸次郎の対談連載の二回目。7月初めにも北朝鮮側から「在朝日本人調査」の結果報告があるという観測が流れている。その真偽は不明だが、仮に報告があるとして、それが安倍政権の「望むもの」であるとは限らない。蓮池さんは「真相・真実の解明」が拉致問題の解決であり、そのための調査であるべ...
平和・安全保障拉致問題は前進するか 蓮池透 ×石丸次郎対談 ①拉致被害者をはじめ、北朝鮮に在住するすべての日本人の調査することに日朝両政府が合意して一年が過ぎた。これまで北朝鮮からは何の報告も回答もなく、日本社会からは失望の声が強まっている。一方、京都府警がマツタケ不正輸入容疑で朝鮮総連系の商社を摘発し、総連議長の次男の逮捕起訴に至るなど、日本政府は圧力を強めている。日本人調査の...
政治総選挙に突入の安倍総理が犯した国連演説での過ち9月20日(米東部時間)に国連で行われた安倍総理の演説は、北朝鮮との対話を拒否するよう各国に呼び掛けるものとなった。これは、前日に行われたトランプ米大統領の強硬路線に沿ったものと日本では見られているが、実は大きな違いがある。ともに、北朝鮮に対して厳しい対応をとると主張したものだが、安倍総理は「対話」を拒否することを明言...
アジア情勢米トランプ政権が北朝鮮と初の「協議」へ~トランプの米国とどう向き合うか? (33)米トランプ政権が北朝鮮との協議を始める方向で調整に入ったようだ。しかも、協議は北朝鮮の高官を米国に招いて行われる方向だ。 米ワシントン・ポスト紙によると、北朝鮮高官を米国に招く準備を進めているのは外交問題を専門に扱う非営利団体のNCAFP。このNCAFPは政府から独立した団体だが、北朝鮮問題や中台問題に積極的に関わって...
アジア情勢拉致問題は前進するか 蓮池透× 石丸次郎 対談④石丸:昨年12月に、米国のワシントン・タイムズが北朝鮮の極秘文書を入手したとして、「外国人拉致は金正日氏の直々の指示によって行われた」と報じました※。この記事はどうご覧になりましたか? 蓮池:記事が出た時最初はスルーしたんです。でも弟(蓮池薫さん)は反応示しましたね。記事を読むと、内容は、(金正日氏が)いつ指示を出した...