トランプ米次期大統領の政権移行チームは9日、娘婿のジャレッド・クシュナー氏のホワイトハウス入りを明らかにした。こうした中、1つのキーワードがささやかれ始めた。「利益相反」だ。ビジネス人脈を活用しようとするトランプ氏だが、候補者の中には政権入りすることで自らのビジネスを有利にできる人が多数入っているからだ。娘婿もその1人だ。
ホワイトハウス入りが発表されたのは、トランプ氏の長女イバンカ氏の夫のジャレッド・クシュナー氏だ 。上級スタッフとしての任用となっているが、その詳細はまだ明らかではない。弱冠35歳という若さのクシュナー氏は既に政権移行チームで主要な役割を担っており、その動向が注目されてきた。ユダヤ教徒のクシュナー氏は中東政策に関心を持っているとされ、外交政策のスタッフで任用されるのではないかと見られている。
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また、クシュナー氏の妻のイバンカ氏もホワイトハウス入りが取りざたされている。夫婦は最近、首都ワシントンに自宅を購入。政権入りに備えた動きと見られている。