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社会( 14 )

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【司法が認めた沖縄戦の実態⑮】繰り返される日本兵の「出ていけ」

【司法が認めた沖縄戦の実態⑮】繰り返される日本兵の「出ていけ」

「出ていけ」。沖縄戦の住民の言葉に当然の様に出てくるのがこの日本兵の言葉だ。日本軍は自宅を失って壕などに隠れている住民を守るどころか、「出ていけ」の一言で追い出した。最高裁が認めた住民の陳述書から見えてくるのは、その日本軍の言葉が沖縄戦での住民の被害を大きくした事実だ。(文箭祥人) 1945年5月末、当時3歳と6か月だ...
【司法が認めた沖縄戦の実態⑭】忘れられない壕の臭い

【司法が認めた沖縄戦の実態⑭】忘れられない壕の臭い

6月23日、沖縄は「慰霊の日」を迎える。1945年のその日、沖縄で日本軍による組織的な戦闘が終わった。第二次世界大戦において、日本固有の領土の中で唯一となる地上戦を経験した沖縄。その苦しみは今も続いている。この連載は、その記録だ。(文箭祥人) 「梅雨時になると、避難していた壕のカビくさい臭いを思い出すので、つらいです」...
【コロナの時代】日本の水際対策の実効性を問う

【コロナの時代】日本の水際対策の実効性を問う

8年近くに及ぶ中国での取材に区切りをつけたInFactの宮崎紀秀チーフ・エディターは北京から4月中旬に帰国。大連発の飛行機で成田国際空港に到着した。その際、自らが対象となった母国の「水際対策」には首をかしげざるを得なかった。何がおかしいのか?中国であらゆるタブーに挑んできた気骨のジャーナリストがルポする。(写真/文:宮...
【司法が認めた沖縄戦の実態⑬】日本兵は立ち退きを拒否すると「みんな殺す」と日本刀を抜いた

【司法が認めた沖縄戦の実態⑬】日本兵は立ち退きを拒否すると「みんな殺す」と日本刀を抜いた

アメリカ軍の激しい砲弾と日本兵の横暴に翻弄された沖縄県民。その苦しみは援護法という理不尽によって戦後も続くことになる。(写真:沢岻孝助さん提供/ 文箭祥人) 「父は村役場の課長、母は人を雇って農業をしていて、生活は裕福でした」 原告の沢岻(たくし)孝助さんは陳述書で、沖縄戦が始まる前の生活をこのように書いている。沢岻さ...
【コロナの時代】菅総理会見の裏で起きている事実

【コロナの時代】菅総理会見の裏で起きている事実

5月28日の菅総理の会見。従来の質疑に比べて意味の有る内容だった。InFactは安倍総理当時の記者会見を問題を指摘してきたが、その頃に比べればマシになってはいるという印象だ。しかし、問題が無いかと言えば、それは違う。日本のリーダーの記者会見としては、依然としておかしなものとなっている。参加できる記者数を特定の社以外につ...
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