平和・安全保障司法が認めた沖縄戦の実態③例えば、今、私たちは新型コロナウイルスに感染することを避けるため、外出を自粛している。ただ、実際には外出して直ぐに感染するわけではない。 では、例えば、あなたが家にいて、家から一歩でも出ればウイルスに感染するとする。その時、あなたは銃剣を突き付けられて「家から出ていけ」と言われたらどうだろうか?しかも、外のウイルスは感...
社会司法が認めた沖縄戦の実態②なぜ、大阪から沖縄へ行くのか 「沖縄戦での被害者の傷は癒されることなく続いている」 それは小冊子に書かれていた。2009年だったと思う。私は大阪の放送局で記者をしていて、太平洋戦争中に起きた大阪空襲の被害者を取材していた。それは太平洋戦争中の被害者について書かれた小冊子に記されていた。 その時は私自身、沖縄戦をめぐる訴...
平和・安全保障司法が認めた沖縄戦の実態①太平洋戦争下の日本で唯一の地上戦を経験した沖縄。その凄惨な状況は沖縄では語り継がれているが、本土にはあまり伝わっていない。それどころか、それは被害を誇張したものと主張する人もいる。こうした中、沖縄戦の被害について国の責任を求めた裁判で、2018年、最高裁判所は、国の責任は認めなかったものの、沖縄戦の被害については原告の...
ジャーナリズム市民と連携して偽情報と闘う 台湾のファクトチェックの多様な取組み 10月5日、6日、台湾で行われた「2019年亜洲事実査核専業論壇」(Forum on Fact-Checking in Asia 2019)に私も参加した(写真は中華テレビ(CTS)のファクトチェック番組「打假特攻隊」を率いる黃兆徽氏)。このフォーラムでは、台湾にある4つのファクトチェック団体・メディアの取り組みが...
ジャーナリズム米国メディア界にも蔓延するセクハラ Divided States of America/アメリカ「断」衆国 その断層の実像③財務事務次官によるセクハラが日本で大きな問題となったことは記憶に新しいが、ジャーナリストがセクハラ被害にあう事件は海外でも起きている。米国では今年初め、メディア業界でのセクハラについて初めてのまとまった調査が発表された。きっかけは、あの #MeToo運動である。(池 純一郎) 筆者が在籍するコロンビア大学には、毎年ピュ...