アジア情勢【コロナの時代】コロナ再発の中国は1800万都市の人の流出を制限新型コロナウイルスの感染をほとんど抑え込んでいたといえる中国だが、5月21日から南部の広東省で、感染拡大が再発した。5月31日に、同省内で海外からの流入を除く新規感染確認は10人。いずれも省都、広州市の感染者だった。中国当局はすでに同日午後10時から同市からの人の流出を制限する措置を採っている。(宮崎紀秀/写真は広州市...
アジア情勢【コロナの時代】その時、中国当局は何を発表していたのか⑤ 〜2日間で新規感染者が100人を超えた武漢市の衛生健康委員会は、1月20日の発表で、18日と19日の感染状況をまとめて明らかにした。これまで、1日の新規感染者数としては1月17日の17人が最多だったが、両日ともそのペースを大幅に上回る急増ぶりが明らかにされた。両日の新規感染者は合わせて136人で、3人目の死者も出た。アウトブレイクが起きたことは今や明らかだ...
ファクトチェック[FactCheck] 「閉じ込められたウイグル人の児童」は誤り 撮影場所は自宅 「捨てられた書物」も別の国での撮影中国政府による新疆ウイグル自治区での人権侵害について国際的な非難が高まるなか、内モンゴル出身の学者として中国問題についての発信も多い大学教授が、「ジェノサイドの実態」として2つの画像をTwitterで紹介している。しかし、これらの画像はどちらもウイグルでの人権侵害を表したものではない。中国政府によるウイグル族への非人道...
アジア情勢【危機の東アジア】中国・全人代の活動報告の全文(日本語)の公表日本の国会にあたる中国の第13期全国人民代表大会(全人代)が3月5日、北京市内の人民大会堂で開幕した。李克強首相が政府活動報告を発表した。InFactはその日本語訳を公表する。 日本語訳のPDFはこちらです。
アジア情勢【コロナの時代】その時、中国当局は何を発表していたのか②〜病原体は新型コロナウイルスと特定。そして初の死者新型コロナが猛威が世界中で止まらない。その最初が中国だったことはまだ多くの人の記憶に残っている。中国は当時、どう対処し、どう世界に発信していたのか。(宮崎紀秀、池雅蓉)
アジア情勢【コロナの時代】その時、中国当局は何を発表していたのか①最初の発表は2019年の大晦日だった新型コロナが中国の武漢で最初に発生したことは既に広く知られている。アメリカのトランプ大統領はそれを印象付けるために「武漢ウイルス」などと呼ぶこともある。またこの大統領の発言などから、当初、中国が問題を隠蔽していたという印象も強い。実際にはどうだったのか?何が発せられ、何が発せられなかったのか。インファクトは公表された中...
アジア情勢【危機の東アジア】中国で起きていること③ 庶民のために闘う弁護士が払った代償ある日突然夫がいなくなった。夫は弁護士。庶民の権利の為に奮闘してきた。なぜ夫は消えたのか。中国で起きている現実をインファクトの宮崎紀秀が追及するシリーズの3回目。(宮崎紀秀) 妻になれたことを誇りに思う 李文足 は、元々、子育てに手一杯で、家庭が生活の中心の主婦だったと認める。その彼女を変えたのが、夫を探そうとする度に...
アジア情勢【危機の東アジア】中国で起きていること④ 私のためにどうか生きていて中国で何が起きているのか?日本テレビの中国総局長などを経て現在も中国にとどまり取材を続けるインファクトの宮崎紀秀エディターが掘り下げるシリーズの4回目です。(宮崎紀秀) 2015年7月の一斉拘束後も、人権派弁護士への圧力は、形を変えて続いた。数々の冤罪事件にも関わってきた著名な人権派弁護士である李金星は、2019年8月...
アジア情勢【危機の東アジア】中国で起きていること① ある日、夫が消えた。中国の動きから目が離せない。それはこの国がアメリカを追い抜くほどの超大国になろうとしているからではなく、香港を含めて国内で民主化を求める人々に容赦ない弾圧を加えているからだ。それを中国の主権の問題だと片付ける人もいるが、主権による人権弾圧は許容されるべきなのか?日本テレビ中国総局長などを歴任し現在も中国で取材にあたるイ...
アジア情勢【危機の東アジア】中国で起きていること② 夫は本当に生きているのか?中国で今何が起きているのか。日本テレビ中国総局長などを歴任し現在も中国で取材にあたるインファクトの宮崎紀秀がシリーズで伝える2回目。(文、写真/宮崎紀秀)