参加するネパールの記者は、「パナマ文書のプロジェクトに加わりたいと考えていたが、加わるには高い評価が必要で、ネパールの記者にはハードルが高すぎた。こうした取り組みで、多くのジャーナリストが参加できるのは励みになる」と話した。
ネットワークのコーディネーターには立岩氏が就任。ネットワーク作りとともに、取材の指導、ICIJとの交渉を担うことになる。立岩氏は次の様に話した。
「アジアのジャーナリストのネットワーク作りは2年前にマニラで初めてアジア調査報道会議が開催された時から議論されてきた。それが動かなかった理由は、『これを取材したい』というアイデアは出るが、そこに具体性が無かったからで、パナマ文書はデータが有るので、具体的に動くことができる。パナマ文書でネットワークが構築できれば、次は他の調査報道に着手する。そうやってアジアのジャーナリストが協働して調査報道を行う枠組みを強化したい」