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大阪府知事選で偽ツイートの拡散に歯止めかかるが、被害にあった候補の発言も正確さ欠ける

これについてもニュースのタネで小西候補の認識を質したところ、小西候補の事務所は、「初期コストも含め1500億円と認識しています。このことは、吉村候補の説明や、テレビ局のパネルでも表示されているとおりです」と回答した。つまり、小西候補が「1500億円」と語ったものは、初期投資と15年分のランニングコストを含むとの認識ということだ。

参考記事  大阪府知事選でフェイクニュース 維新の会代表が拡散に加担も指摘を受けて削除

そうすると、小西候補の番組での発言も正確でなかったことになる。小西候補は明らかに「初期投資」と言った上で1500億円と言っているからだ。初期投資が1500億円なのか500億円なのかは、けして小さな話ではない。これはファクトチェックでは、「誤り」と判定されるもので、その点は小西候補も注意すべきだ。

勿論、そうだからと言って、虚偽のツイートをすることは許されるものではない。

今回の選挙でニュースのタネ市民の参加も得てファクトチェックを行っており、ネット上の情報とともに、候補者の発言についてもチェックしていく。

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