
WBC=ワールドベースボールクラシックは20の口と地域が参加して3月5日から始まる。前回優勝している日本も大谷翔平選手などのメジャーリーガーの参加で連覇が期待される。その一方でアーロン・ジャッジ、カイル・シュワーバー、ウィル・スミスといった強打をほこる選手に加えサイヤング賞受賞投手のポール・スキーンズなどが参加するアメリカに期待するアメリカ人が多いことも報じられている。このため、決勝戦は日本対アメリカの再現かといった観測も流れているが、そう簡単ではないだろう。これに関してInFactでは過去にメジャーリーガーを出身国別に数えてファクトチェック記事にしている。記事の数字は2025年5月のもので現在は多少変わっているが、大きな傾向としては変わらないのでWBC直前に、その記事を再掲する。(画像はMLB.comから)
対象言説 日本人選手はメジャーで最も活躍する外国人選手か?
判定 日本人選手の多くが活躍し現地で極めて高い評価を得ていることは間違いないが、メージャーリーガー全体に占める人数から見たら多くはなく、最も活躍する外国人(非アメリカ人)選手と言えば、それはドミニカ共和国の選手になる。
ファクトチェックの詳細
MLB.comは毎年、アメリカ以外の国籍の選手の数を公表している。それによると、2025年の開幕時にメジャーリーグの選手(以下、メジャーリーガー)として契約されたアメリカ以外の選手は18の国と地域の出身となっている。同サイトによるとそのトップはドミニカ共和国で、100人がメジャーリーガーとして登録されている。
これについて同サイトは以下のように書いている。
「265人の国際的に生まれた選手が開幕ロースターに名を連ねた。これは開幕ロースターに名を連ねた全選手の27.8%を占め、アメリカ以外では18の国と地域が登録された。ドミニカ共和国は100人の選手を擁し、1995年にこのデータが発表されて以来、このカテゴリーでMLBをリードし続けている。」
同サイトにはアメリカ人選手以外の国別の先週数も記載されている。それによると2位はベネズエラの63人、3位がキューバの26人となっている。日本はプエルトリコ(16人)、カナダ(13人)に続く6位となっている。

因みに、「その他」には名古屋生まれの韓国人メジャーリーガーであるサンフランシスコ・ジャイアンツのイ・ジョンフ選手が含まれており、彼を韓国枠でカウントすれば韓国人選手は4人となる。
結論としては、ニューヨーク・メッツのソト選手やサンディエゴ・パドレスのタティースJr.選手のようなスーパースターを輩出しているドミニカ共和国が選手数から見ても、アメリカ人選手以外ではメジャーリーグで圧倒的な存在感を示していると言える。勿論、日本にはメジャーリーグとそん色ないレベルとされるNPB=プロ野球のリーグがあり、これは野球のレベルの話ではなく、あくまでもメジャーリーグで活躍する選手の数字から見た内容だということは断っておく。
(立岩陽一郎)
編集長追記
日本人選手については、2026年に村上宗隆選手がシカゴ・ホワイトソックスに、岡本和真選手がトロント・ブルージェイズに入団している。しかし、上の数字は2025年5月現在ということで2人については反映されていない。仮に他の国の数字が変わらなければ、カナダを抜いて5位ということになる。

