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<現地報告・バングラテロ事件>凶行に走った若者たちの素顔を追う(3) 実行犯が15年の日本人襲撃にも関与の可能性 宮崎紀秀

テロ実行犯が過去の日本人襲撃にも関与か

このインタビューを終えた翌日の夜、人質事件の実行犯の一人、カイルル・イスラム・パイエル(22歳)が、過去の日本人殺害事件で指名手配を受けていた事実が明らかになった。現地の警察当局が明かしたのだ。その事件とは、2015年10月、バングラデシュ北部で農業指導にあたっていた星邦夫さん(当時66歳)を、バイクに乗った複数の男が銃撃し殺害したもの。事件直後、イスラム国(以下、IS)のバングラデシュ支部を名乗る組織が犯行声明を出した。

「ISと戦う有志連合に参加する日本の国民を殺害した」。その犯行声明の主張は、日本人を標的にしたと受け取れる内容だった。星さん殺害事件に関わった男が今回の実行犯であるならば、日本人は偶然巻き込まれたのではなく、狙われた可能性も浮上する。2つの事件をつなぐ実行犯カイルルに、日本人を敵視する強い動機が育まれていたのだろうか?彼の家族の取材に向かった。(続く)

<<執筆者プロフィール>>

宮崎紀秀(norimiyazaki@outlook.com
1970年生まれ。元日本テレビ記者。警視庁クラブ、調査報道班などを経て中国総局長。中国滞在は約8年。北京在住。

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