国外での紛争介入に消極的な姿勢を示していた米トランプ政権だが、アフガニスタンへの軍の増派に向けて検討に入った。今月中にトランプ大統領が決断するものと見られるが、増派を決めると米国の対アフガニスタン政策は大きな方針転換となる。
(参考記事: トランプ大統領が会見で狙ったものは)
ワシントンポスト紙が9日伝えたところによると、増派の計画はトランプ政権の安全保障と外交に関わる幹部によって練られ、トランプ大統領の判断を仰ぐだけとなっているという。
それによると、アフガニスタンに3000人規模の軍を派遣するとともに、オバマ政権時代に決めた戦場に出ないなどの制限を撤廃して自由に活動できるようにするという。これによってタリバンに軍事的な圧力をかけて、交渉の席につかせるのが狙いだという。
(参考記事:シリア空爆を命じた米トランプ政権の危うい情報分析)