インファクト

調査報道とファクトチェックで新しいジャーナリズムを創造します

平和・安全保障( 3 )

Category
【新田義貴のウクライナ取材メモ④】ダム破壊と洪水の傷あと

【新田義貴のウクライナ取材メモ④】ダム破壊と洪水の傷あと

新田は洪水で被災したヘルソンに入った。そこで鳴り響くロシア軍の砲声。新田が見たものは、復興作業もままならぬ戦場の不条理だった。(文/写真:新田義貴) 6月24日午後、ヘルソンのドニプロ川沿いにある住宅地を訪ねた。この地域は上流のカホフカダム破壊による洪水被害をまともに受けた。2週間以上が過ぎ水はほとんど引いているが、今...
【新田義貴のウクライナ取材メモ2023①】キーウ再び

【新田義貴のウクライナ取材メモ2023①】キーウ再び

2022年にロシア軍が侵攻したウクライナに入って取材をした新田義貴が再びウクライナに入った。前回、戦場で翻弄される人々に焦点をあてた新田の報告。今回もその視点は同じだ。しかし、今回は取材報告ではなく、取材メモだ。ざらついた戦争の現実を、現地の人々の姿を伝える。(取材/写真:新田義貴) 去年3月初旬から40日間ウクライナ...
【新田義貴のウクライナ取材メモ②】日常を取り戻した首都キーウだが

【新田義貴のウクライナ取材メモ②】日常を取り戻した首都キーウだが

再び訪れたキーウは新田義貴には前回訪れた戦場とは異なる平穏な場所に見えた。しかし人々に話しかけると、そこはまだ戦場だった。(文/写真:新田義貴) ヘルソンへ向かう夜行列車は21時33分発。2等寝台の切符は800フリブニャ、日本円でおよそ3000円だった。夜まで時間がたっぷりあるので、1年ぶりのキーウの町を取材することに...
砲弾の破片が身体に突き刺さる【司法が認めた沖縄戦の実態㉗】

砲弾の破片が身体に突き刺さる【司法が認めた沖縄戦の実態㉗】

6月23日は沖縄で日本軍の組織的戦闘が終わった「慰霊の日」。「沖縄戦の終戦の日」とも言えるかもしれない。しかし戦争を生き延びた沖縄県民にとって戦争はけして終わってはいない。(文箭祥人) 「私の家族は兵隊のための炊き出しをしていました」 沖縄南部、南風原村神里(はえばるむらかみざと)。両親と姉と暮らしていた山田秋子さんは...
【司法が認めた沖縄戦の実態㉖】十・十空襲と日本兵による「追い出し」

【司法が認めた沖縄戦の実態㉖】十・十空襲と日本兵による「追い出し」

沖縄本島をアメリカ軍が空襲した「十・十空襲」。焼きだされた県民は隠れ場所を求めてさまよう。しかしそこで体験するのは日本兵による「追い出し」だった。それは県民の命を奪い、生き残った子供を孤児にした。写真は久志孤児院跡。(文/写真:文箭祥人) 十・十空襲 「外には大勢の大人がいて、『逃げなさい』という大声が飛び交っていまし...
Return Top