ファクトチェック【コロナの時代】[Factcheck] 立憲・小西洋之議員「ワクチンが余った時の対応の指針を今ごろ」は不正確 指針は以前から存在急な予約キャンセルなどで余ったワクチンの扱いについて議論が進む中、ワクチン担当の河野太郎大臣が公表した通達文書に対して、立憲民主党の小西洋之議員が「ワクチンが余った時の対応の指針を今ごろ出すことがおかしい」とツイートで批判した。しかし、このツイートは不正確だ。(大船怜)(※6月18日更新あり) チェック対象(※引用注:...
ファクトチェック[FactCheck] 蓮舫議員(立憲民主党)の「インドからの入国制限をしたのは4/28になって。しかも3日だけの待機で、…」は不正確立憲民主党・参議院議員の蓮舫氏議員が自身のツイッターに、「インドからの入国制限をしたのは4/28になって。しかも3日だけの待機で、11日間は自宅等での待機要請。しかも、待機者の内1日300人は健康確認や連絡が取れない事態」と投稿した。しかし、インドからの入国制限は4月28日以前から行われており、投稿内容は不正確だった。...
ファクトチェック[FactCheck]「マクドナルド、バドワイザーが五輪のスポンサーを降りた。多くのスポンサー企業が東京五輪に冷めている」はミスリード米大手企業のマクドナルドとバドワイザーが、「五輪のスポンサーを降りた」というツイートが拡散。このツイートからはスポンサー降板が昨今のコロナ禍の影響であるかのように連想されるが、実際に両企業が降板したのは2017年で、成長戦略の見直しがその理由だった。(上辻創太) チェック対象 マクドナルドやバドワイザーは五輪のスポンサ...
ファクトチェック[Fact Check] 「日本の水道水を浴びたコロナ、一瞬で死滅」は根拠不明「日本の水道水を浴びたコロナ、一瞬で死滅、感染拡大地域はミネラルウォーターが原因か」というツイートが拡散している。しかし、水道局など公的機関は、水道水は十分に消毒されているとしているだけで、水道水そのものに新型コロナウイルスに対する消毒効果があるとは発信していない。(佐渡正弘) チェック対象日本の水道水を浴びたコロナ、...
平和・安全保障【司法が認めた沖縄戦の実態⑭】忘れられない壕の臭い6月23日、沖縄は「慰霊の日」を迎える。1945年のその日、沖縄で日本軍による組織的な戦闘が終わった。第二次世界大戦において、日本固有の領土の中で唯一となる地上戦を経験した沖縄。その苦しみは今も続いている。この連載は、その記録だ。(文箭祥人) 「梅雨時になると、避難していた壕のカビくさい臭いを思い出すので、つらいです」...
アジア情勢【コロナの時代】コロナ再発の中国は1800万都市の人の流出を制限新型コロナウイルスの感染をほとんど抑え込んでいたといえる中国だが、5月21日から南部の広東省で、感染拡大が再発した。5月31日に、同省内で海外からの流入を除く新規感染確認は10人。いずれも省都、広州市の感染者だった。中国当局はすでに同日午後10時から同市からの人の流出を制限する措置を採っている。(宮崎紀秀/写真は広州市...
ファクトチェック[FactCheck] 「川崎市役所は400人が朝鮮人」は根拠不明2020年3月、川崎市役所職員のうち400人が「朝鮮人」であるとする投稿が拡散した。しかしその根拠は提示されておらず、市の担当者は、投稿発信時点での外国籍の職員の数は26人であったと回答している。(日高 大) チェック対象「川崎市役所は400人が朝鮮人」(Twitter、2020年3月31日投稿) 結論【根拠不明】 発...
社会【コロナの時代】日本の水際対策の実効性を問う8年近くに及ぶ中国での取材に区切りをつけたInFactの宮崎紀秀チーフ・エディターは北京から4月中旬に帰国。大連発の飛行機で成田国際空港に到着した。その際、自らが対象となった母国の「水際対策」には首をかしげざるを得なかった。何がおかしいのか?中国であらゆるタブーに挑んできた気骨のジャーナリストがルポする。(写真/文:宮...
アジア情勢【コロナの時代】その時、中国当局は何を発表していたのか⑤ 〜2日間で新規感染者が100人を超えた武漢市の衛生健康委員会は、1月20日の発表で、18日と19日の感染状況をまとめて明らかにした。これまで、1日の新規感染者数としては1月17日の17人が最多だったが、両日ともそのペースを大幅に上回る急増ぶりが明らかにされた。両日の新規感染者は合わせて136人で、3人目の死者も出た。アウトブレイクが起きたことは今や明らかだ...
ファクトチェック[コロナの時代] ファクトチェック:ファイザー社製のワクチン接種と日本人女性の死亡を関連付ける言説は根拠不明3月2日、ファイザー社製のワクチン接種後に60代の日本人女性がくも膜下出血で死亡したことを厚生労働省が発表し(日本での1例目)、このニュースは日本だけでなく世界でも報じられた(朝日新聞、ロイター通信)。 インターネット上では、女性の死亡とワクチン接種を関連付ける投稿が散見され、週刊新潮も「日本人初の死亡者も…」と、あた...