[コロナの時代] ファクトチェック:「大阪の新規感染者1260人のうち日本人は1...「4月28日の大阪の新型コロナ新規感染者のうち日本人は一人も確認されていない」という言説がネット上で拡散した。大阪府はそもそも国籍別の感染者数を公表していないとしたうえで、感染者の中に日本人はいることと明らかにした上で、「日本人の感染者の方...
社会【総理の挨拶文】のり付着の痕跡は無かった(上)自民党の新総裁に岸田文雄氏が選ばれ、10月4日に開かれる臨時国会で総理大臣に任命されるのが確実となった。菅義偉総理の任期終了が秒読みとなったわけだが、それで全ての問題を忘れるとはならない。その1つが、岸田氏の地盤でもある広島で起きている。あの被爆者を慰霊する式典での挨拶の「読み飛ばし」だ。のりが付着していたから読み飛ば...
ジャーナリズムワクチンに関する厚生労働省の発表から死亡数等の情報が無くなった【ワクチンのファクト⑤】厚生労働省が定期的に定期的に発表していたワクチン接種後に発生した副反応。その内容が10月に入って急遽、「心筋炎・心膜炎」に限定され、これまで発表されていた死亡数などの情報が無くなった(田島輔) 10月15日の報告内容 新型コロナワクチンの副反応に関する検討部会は、2021年2月26日から約2週間に1度の頻度で定期的に開...
ジャーナリズム圧倒的に若い女性に多い重篤なワクチンの副反応【ワクチンのファクト①】日本では今年2月から新型コロナワクチンの接種が始まったが、8月23日時点で、少なくとも1回以上ワクチンを接種した人の数は6653万4506人となり、全人口の52.3%となった。ワクチン接種には副反応のリスクが存在するが、政府は、「症状の大部分は、接種の翌日をピークに発現することが多いですが、数日以内に回復していきます」...
ジャーナリズム「アナフィラキシー」以外にも様々な重篤事例の報告【ワクチンのファクト②】前回の記事では、コロナワクチン接種後の重篤な副反応が、若い女性に多く発生していることを明らかにした。では、具体的にどのような重篤な副反応が発生しているのだろうか。前回と同様、重篤な「副反応疑い」事例の中で、医師がワクチン接種との間に「関連あり」と判断した重篤事例についてその内容を調べた。その結果、頻繁に報じられている「...
ジャーナリズム重篤事例で「回復」したのは半数以下【ワクチンのファクト③】これまで、重篤な副反応の多くが女性に発生していることや、副反応には様々な症例が存在していることを明らかにした。今回は、医師が「関連あり」と判断した重篤事例の回復状況について検討する。重篤な副反応が発生した後、症状は回復しているのだろうか。調べると回復したのは半数以下だった。(田島輔) 心筋炎と診断された男性カメラマン ...
ファクトチェック「コロナワクチンは血管障害を引き起こす」との言説が拡散 現時点で真偽の判定は不可能【ワクチンのファクト④】生物医学系の研究で知られるアメリカのソーク研究所が発表した論文を根拠として、「コロナワクチンは血管障害を引き起こす」との言説がインターネット上で拡散した。ソーク研究所の論文や、海外メディアのファクトチェック記事も確認して検討したが、現時点で、「コロナワクチンは血管障害を引き起こす」か否かについて真偽の判断を下すことは困...
ファクトチェック「欧州でガソリン発電EV充電器が流行」などの画像が拡散 相次ぐ類似の誤情報ネット上で、「ヨーロッパなどでガソリンで発電機を動かし電気自動車(EV)を充電するのが流行している」などとする画像付きのツイートやまとめサイト記事が相次いで広まった。中には著名人が拡散に携わったものもある。それらをファクトチェックすると、誤りだったり正確性に欠ける情報だった。(大船怜) チェック対象①欧米はガソリンで動...
平和・安全保障【司法が認めた沖縄戦の実態⑰】住民を巻き込んだ無差別爆撃で壊滅した那覇沖縄戦ではアメリカ軍が民間人をも巻き込む無差別爆撃を盛んに行い、それによって那覇市は壊滅している。しかし自らも中国大陸で無差別爆撃を行っていた日本政府は国際社会にアメリカ軍の非人道的な行為を訴えることができなかった。(文箭祥人) アメリカ軍が沖縄本島に上陸するおよそ半年前、1944年10月10日、那覇市はアメリカ軍の空...
政治とカネ二階幹事長に流れた「政策活動費」の使途 関係者が重い口を開いた【政治と金の研究⑦】これまで2回にわたって各党が「政策活動費」などとして有力議員などに資金を出していた実態を見てきた。自民党の二階俊博幹事長にいたっては2019年だけでその額は10億円を超え、幹事長就任から総額37億円超にのぼることも伝えた。使途のわからない「闇」の資金。その使途を自民党関係者が明かした。(立岩陽一郎/冒頭写真は自民党本部...
政治とカネ二階幹事長の「表の金」から透けて見える「闇の金」の実態【政治と金の研究⑧】幹事長就任から2019年までで37億円もの巨額な「政策活動費」を受け取る自民党の二階幹事長。それは使途が明かされない「闇の金」だ。その巨額さは二階幹事長の「表の金」を見ると明らかだ。そしてそこから実態も透けて見える。(立岩陽一郎/グラフィック:中堀努) 政治資金収支報告書とは 自民党の二階俊博幹事長に党本部から流れて消...