[コロナの時代] ファクトチェック:「大阪の新規感染者1260人のうち日本人は1...「4月28日の大阪の新型コロナ新規感染者のうち日本人は一人も確認されていない」という言説がネット上で拡散した。大阪府はそもそも国籍別の感染者数を公表していないとしたうえで、感染者の中に日本人はいることと明らかにした上で、「日本人の感染者の方...
アジア情勢【イランと(北)朝鮮②】 保守派VS大統領前回、イランにハタミ大統領が誕生した時の話を書いた。後に「文明の対話」というコンセプトを掲げる大統領は、その就任式で私の英語での問いかけに応じた。そのニュースは「イランに新たな風が吹いた」として世界を駆け巡ったが、同時に、私を普通の特派員とは異なる位置に置いた。イラン政府にその名を知られるようになったのだ。当然それによ...
ファクトチェック【FactCheck】岸田首相「消費税を更に19%に増税する」は虚偽情報参議院選挙で自民党が大勝したら、岸田文雄首相が「消費税を更に19%に増税する」と発言していると、ネット上で拡散されたが、岸田首相はそうした発言はしていない。(三井滉大) チェック対象 岸田文雄首相「殆ど社会保障関係に使われていない消費税を更に19%に増税する」(Twitter、2022年4月20日投稿) 結論 虚偽 【...
InFact【新田義貴のウクライナ取材報告⑨】戦争は「マイダン革命」から始まっていたロシア軍のウクライナ侵攻はいつ始まったのか。戦車がなだれ込んだ2022年2月24日なのか?それともクリミア併合に着手した2014年なのか。違う。それ以前から始まっていたとイヴァンは語った。(取材/写真:新田義貴) この取材で通訳をしてくれるイヴァン。彼の口癖がある。 「この戦争は2月24日に突然始まったんじゃない。20...
ファクトチェック【FactCheck】旧民主党の「『事業仕分け』で、国立天文台の予算が削られた」は「不正確」国立天文台のプロジェクトを応援するツイートをした立憲民主党の原口一博議員に対し、「事業仕分けで、国立天文台の予算を削ったのはどなたでしたっけ?」と非難するツイートが拡散した。原口議員が所属した当時の民主党政権が「事業仕分け」で国立天文台をはじめとする予算の削減を行ったと主張する言説はインターネット上に多数存在する。しか...
InFact【司法が認めた沖縄戦の実体㉒】目の前に赤く日焼けしたアメリカ兵が立っていた復帰50年を迎えた沖縄。戦後、なぜ沖縄は施政権の回復が遅れたのか?その疑問はなぜ、沖縄で地上戦が行われたのかという疑問にも直結する。InFactは引き続き愚直に沖縄戦の事実を書き留めていく。(取材、写真/文箭祥人) 沖縄戦当時、原告の大西正子さんは13歳。通っていた真和志村(現在の那覇市)の大道(だいどう)国民学校では...
ファクトチェック【FactCheck】ワクチン接種時の「心筋炎・心膜炎」の頻度は、新型コロナ感染時よりも低いのか?厚生労働省は、「新型コロナウイルス感染症により心筋炎や心膜炎を合併する確率は、ワクチン接種後に心筋炎や心膜炎を発症する確率と比較して高い」と説明している(参照)。しかし、この説明には政府の専門部会からも問題点の指摘が出ており、誤解を招くミスリーディングなものだ。(田島輔) チェック対象(冒頭写真の図を基に)感染症による...
国際【新田義貴のウクライナ取材報告⑧】~聖ウラディミール大聖堂での礼拝~3月中旬、キーウをめぐる攻防は膠着状態が続いていた。首都陥落を目指し進撃を続けてきたロシア軍の動きはイルピニ川の向うで止まっているように見えた。首都に入った新田義貴の現地リポートは続く。(取材/写真:新田義貴) 戦力で圧倒的に勝るロシア軍が瞬く間にキーウを落とすだろうとしていた大方の軍事専門家の予想に反し、ウクライナ軍...
国際【新田義貴のウクライナ取材報告⑦】空爆下の首都で生きる人々3月中旬、キーウの町は連日のようにロシア軍によるミサイル攻撃にさらされていた・・・新田義貴が伝えるウクライナの首都の状況(取材・写真/新田義貴) 15日朝、僕らは前夜に攻撃を受けたという民間のアパートを訪ねた。路上にはミサイルが着弾した跡と見られる大きな穴が開き、爆風でアパートの多くの家の窓ガラスが割れている。この爆風...
ファクトチェック【FactCheck】安倍元首相が「岸田政権では北朝鮮から国民を守れない 私はいつでも総理の座に戻る用意がある」と発言したとの虚偽情報が拡散 安倍晋三元首相が「岸田政権では北朝鮮から国民を守れない 私はいつでも総理の座に戻る用意がある」と発言したとの情報がネット上で拡散された。しかし、安倍元首相はそうした発言をしていない。(三井滉大) チェック対象 安倍晋三元首相「岸田政権では北朝鮮から国民を守れない 私はいつでも総理の座に戻る用意がある」(Twitter、...
InFact【コロナの時代】コロナは終わった!?スイスで体験した目まぐるしく変わるコロナ対策とはオランダで大学時代を過ごした佐藤翠は、昨年12月にスイスに渡航、3ヶ月間滞在した。この期間にさえスイスのコロナ対策は頻繁に変わった。彼女が現地で目にしたコロナ対応とは。(文・写真:佐藤翠) ◆スイス入国にはいったい何が必要? オランダで大学の課程を終えた後、しばらくスイスで過ごそうと考えていた私にとって、悩みの種は頻...