[コロナの時代] ファクトチェック:「大阪の新規感染者1260人のうち日本人は1...「4月28日の大阪の新型コロナ新規感染者のうち日本人は一人も確認されていない」という言説がネット上で拡散した。大阪府はそもそも国籍別の感染者数を公表していないとしたうえで、感染者の中に日本人はいることと明らかにした上で、「日本人の感染者の方...
ファクトチェック[新型コロナFactCheck] 「感染者のうち日本人は半分もいない」の誤情報が拡散感染者の多くが外国人で、彼らが日本で治療を受けているために、多くの日本人が治療を受けられないといった言説がネット上で繰り返し拡散している。しかし、これは事実ではない。中には誤解を与える情報を流し、外国人へのヘイトを助長する危険性もあり、注意が必要だ(立岩陽一郎)
ファクトチェック[新型コロナFactCheck] 「4月だけで中国から3000人が特別入国」との誤情報 動画で拡散感染拡大を阻止するための水際対策としてとられている入国拒否国。特段の事由が認められないと入国できないことになっている。ところが、その一つである中国から4月だけで3000人もの人が入国しているとの言説が動画で拡散した。だが、根拠とみられる政府の資料を調べると、中国人に限定した入国者数ではなく、誤情報だった。(立岩陽一郎)
ファクトチェック[新型コロナFactCheck] 東京のPCR検査数 「5月19日はたった48人」は誤情報 実際は「975人」テレビ朝日の情報番組「モーニングショー」で東京都のPCR検査について誤った報道をしてコメンテーターが謝罪したことは記憶に新しいが、相変わらず東京都のPCR検査数については誤った情報が拡散している。5月19日と20日の検査数がそれぞれ数十件と少なかったことを指摘したものもそのうちの一つだ。(立岩陽一郎)
社会【コロナの時代】 「モーニングショー」の玉川氏が誤報した東京都のPCR検査現状を詳述する「土日は民間しかPCR検査を実施していない」とのテレビ朝日の人気情報番組「モーニングショー」の玉川徹コメンテーターの発言は、既に本人が誤りを認めて謝罪している。しかし、実際に、どうなっているのかという点は広く知られているのだろうか?東京都ではどのようにPCR検査をしているのか詳述する。(立岩陽一郎) 「土日は行政機関の...
国際【コロナの時代】 吉村知事発言が波紋を呼ぶ今、世界で拡散された「これが効く」の誤情報を見ておこう大阪府の吉村文洋知事が「ポビドンヨード」入りのうがい薬の新型コロナウイルスへの効果を発表したことが騒ぎになっている。吉村知事は効果について今後調査をするものだと、事実上発言を修正しているが、大事なことは私たちが不明確な情報に惑わされないことだ。実際、新型コロナの発生からのこれまでを見ると、「これがウイルスに効く」とする...
アメリカ合衆国トランプの米国とどう向き合うか? (9)~トランプ政権誕生間近の米首都でジャーナリストの追悼式少数者への差別的な発言やマスコミへの批判を繰り返しながらも間もなく米国の第45代大統領に就任するドナルド・トランプ氏。今、米国ではその現象をもってメディアの危機とも言われている。その米国の首都で、1人のジャーナリストを偲ぶ会が開かれた。参加者からは、その死を胸に、あらためてジャーナリストの力が試されているとの思いが語ら...
アメリカ合衆国トランプの米国とどう向き合うか? (3)~米トランプ新政権を揺るがすロシアとの関係ドナルド・トランプ氏の第45代米大統領就任まで秒読み段階となった。しかし、ここにきて、新政権の今後を揺るがしかねない動きが出てきた。ロシアとの関係だ。情報機関のトップの議会証言が波紋を呼んでいる。(ワシントンDC/立岩陽一郎) 「とても高いと言ってよいでしょう。」 5日、米上院軍事委員会で開かれた公聴会。出席したジェー...
ファクトチェック[FactCheck] 「除草剤のせいで鹿が腫瘍だらけ」は誤情報 米ファクトチェック団体が検証アメリカのモンサント社が開発し、広く流通している除草剤が散布された草木を食べたことで、鹿が体全体、腫れ物だらけになったとする言説がその証拠とされる写真がツイッターなどで出回っているが、これは誤りだ。(立岩陽一郎)
ファクトチェック[新型肺炎FactCheck] 「スイス製検査キットを日本政府は頑なに導入しない」は誤り日本政府の新型コロナウイルス対策には批判が多い。その中には妥当なものもあるが、中には根拠の明確でないものもある。その1つに、「スイス製検査キットを日本政府は頑なに導入しない」という医師の発言がある。検査キットの導入を制限しているのでPCR検査を受けられる人数が制限されているという話の根拠となって拡散している。しかし、こ...
地方自治23年前の米兵暴行事件の時と似てきた沖縄の状況「あの時と似てきた」 8月11日、降りしきる雨の中、身動き一つせずに演壇を注視する人々を見てそう思った。 「あの時」とは、1995年10月に行われた県民総決起大会だ。米兵3人が少女に暴行したおぞましい事件に怒りを覚えて集まった人々は主催者発表で8万5000人にのぼった(警察発表は約6万人)。当時、取材をしていた私は、集...