政治【コロナの時代】学術会議問題:公文書に残る政府の言い訳の変遷②日本学術会議(以下、引用以外は学術会議)について菅総理が推薦された6名の任命を事実上拒否した問題。この問題が、新型コロナに対処する政府によって引き起こされたことは偶然ではない。それは、この問題が科学に対して政治が介入した事例だからで、それは政府の新型コロナ対策に反映されざるを得ない。政治と科学の関係はどうあるべきか?政...
政治【LIFE SHIFT再掲】国会をチェックする新聞記者の生き様2018年から2019年まで幻冬舎GOETHEのweb版に連載したLIFE SHIFT。それを当時の内容のままにInFactに再掲する。今回は朝日新聞政治部で国会担当キャップとして取材指揮にあたる南彰記者。取材時、南記者は新聞労連の委員長だった。そして、総理大臣は安倍晋三氏で、菅総理は官房長官だった。(立岩陽一郎) 新...
社会【NHK研究】①なぜ今NHK研究なのかNHKに激震が走っている。こう書くと、政治の介入がニュース現場に影響をもたらしているとされる状況や、放送法に違反して個別の番組の編集権に介入した経営委員長の再任が直ぐに頭に浮かぶ。それらは何れも極めて重要な問題で追及が必要な点だが、それだけではない。2年目を迎えた前田晃信会長が発表した中期経営計画だ。その内容がNHKの...
社会【LIFE SHIFT再掲】メディアの誤報をチェックするジャーナリスト兼弁護士GOETHEのweb版に連載していた(2018年~2020年)LIFE SHIFTを出版元の幻冬舎の了解を得てInFactに再録するシリーズ。今回はFIJ=ファクトチェック・イニシアティブの事務局長とInFactの共同編集長としてファクトチェックに取り組んできた楊井人文。21年2月末をもってInFactを辞めてFIJに...
化学物質の脅威【化学物質の脅威⑦】先が見えない裁判衣料品メーカーの中国工場で責任者を務めていて膀胱がんとなった新田徳(仮名)。会社との戦いを避けて、国の労災認定却下の判断について裁判に訴えることにした。しかし道は険しい。(立岩陽一郎) 「19年12月に三度目に再発。三か月ごとに観察をしている状況が続いています。仮に再発したら、がんの部分を削り取らないといけません」。 ...
政治【コロナの時代】学術会議問題:公文書に残る政府弁明の変遷①菅総理が推薦された6名の任命を事実上拒否した日本学術会議は、今も定員を満たさない状態が続いている。菅総理はその拒否の理由を明らかにせず、組織に問題が有るとして追及をかわそうとしているが、そもそも、総理大臣は学術会議が推薦した研究者の任命を拒否できるのかについては議論を避けている。これについて共産党の田村智子議員が内閣府...
ファクトチェック[コロナの時代]ファクトチェック: 入院拒否に懲役刑についての菅首相答弁「全国知事会が罰則を求めた」はミスリード菅義偉首相が入院拒否患者に対する懲役刑の導入は全国知事会の緊急提言を踏まえた方針だと説明した。たしかに、全国知事会からの緊急提言に罰則の創設を求める提言はあるものの、懲役刑までは言及されておらず、この答弁はミスリードだ。(立岩陽一郎)
社会【LIFE SHIFT】”武道家”社長が乗り越えた企業の再建人それぞれ、人生で様々な決断を下す。それは大きな賭けの時も有れば、小さな転身という時も有る。或いは、その時は小さな転身だと思ったものが、振り返ると大きな転機になることもあるだろう。その一人一人の人生を見つめるLIFE SHIFT。その最初は、誰もが知る有名企業の社長が主人公だ。(立岩陽一郎)
ファクトチェック[FactCheck] 「ペンシルベニア州 2万1000人の死者名で郵便投票があったと提訴」はミスリード 訴えは根拠...アメリカ大統領選挙で、バイデン氏の側の不正をにおわす情報が日本でも拡散している。「ペンシルベニア州で死亡している2万1000人が郵便投票しているとして米公益法律事務所が提訴した」という情報もその一つだが、根拠のない主張として裁判所が訴えを却下していることに触れていないため、ミスリードだ。(立岩陽一郎)
政治とカネ【菅総理の政治と金】③ 話題の自著の元本は団体経費で出版菅総理の政治資金収支報告書から見える菅総理の政治と金。内容の削除が話題となっている菅総理の新著「政治家の覚悟」の元本の出版は、この団体の経費で賄われていた。(文、写真/立岩陽一郎)